「iPhone 4S」などが発表されたAppleイベント「Let’s talk iPhone.」総まとめ
日本時間の10月5日(水)午前2時から行われたAppleの公式イベント「Let's talk iPhone.」、夜中に起き続けていた人も朝起きて初めて知った人も、1時間半以上の全貌を把握するのは割と大変なので、可能な限り当日の雰囲気を残しながらまとめてみました。
上から順に読むことで発表会のプレゼンを仮想体験できます。
発表会開始
スティーブ・ジョブズ引退後の新CEO、ティム・クック登場。彼にとって今回が初の製品プレゼンになります。
先週、香港と上海に2つの新しいアップルストアがオープンしました
最初の週末にはなんと10万人もの来客を記録
実際に当日がどうだったのかというビデオを上映
盛り上がりまくるアップルストアの店員たち
店員勢揃い
これでアップルの直営店であるアップルストアは実に357店舗
全部で11の国に根を下ろしました
さらにここ最近のアップデートについて
まずOS X Lion
ウォール・ストリート・ジャーナルに40年近く勤め、ワシントン支局の元外交記者という人気ITコラムニスト、ウォルター・モスバーグも「最高のOSだ」と賞賛するほどの完成度。
ダウンロード回数は既に600万回
前回のリリースから80%も成長
Windows7を選んだユーザー数が全ユーザー数の10%に達するまで20週間かかっているのに対し、OS X Lionを選んだユーザー数はわずか2週間で同じく10%に達している。
また、「数年間の探索の後に、私はついにラップトップPCの涅槃(ニルヴァーナ)を見つけました」とワイヤード誌のErik Malinowskiも絶賛するレベル。
実際、なんとノートPCとデスクトップPCの売上数がアメリカでは第1位になったとのこと
年間の成長率もPCが4%に対して、Macは23%も成長
この5年間のPC産業における成長の軌跡をたどってみましょう
Macが最初からインストールされたパソコンはなんと現時点で5800万台、2011年中には6000万台に到達する見込み
米国内の2011年8月度の市場シェアで行くとAppleは23%
次にiTunesとiPodの組み合わせで見てみましょう
2001年からiPodはスタートしました。
2011年で10年目です。
現在、iPodはミュージックプレーヤーで第1位となりました
米国内の20011年8月度のポータブルミュージックプレイヤーの市場シェアは78%に到達
累積iPod販売台数は間もなく3億台に達します
iPodはなんと2010年7月から2011年6月までの間に4500万台が売れました。ソニーはカセットプレーヤーのウォークマンを22万台売るのに30年かかっているのに比べるとどれだけすごい数なのかが分かります。
さらにそのうち半分はiPodが初めてという人々です
今度はiTunesについて注目してみましょう
iTunesでの音楽のダウンロード販売は2003年に始まりました
現在では扱っている楽曲数は2000万曲になっており、当初の20倍の規模となりました。
ミュージックストアとしても1位です
ダウンロードされた曲数は今までで160億曲になります
次にiPhoneを見てみましょう
スマートフォンで現在第1位となっています
年次でスマートフォン市場全体が74%の成長であり、iPhoneは実に125%も成長しています
フォーチュン500(全米上位500社がその総収入に基づきランキングされたリスト)において、iPhoneのシェアは93%です
顧客満足度でもiPhoneは1位です
携帯電話満足度調査で「とても満足している」と回答したユーザーの割合を見ると、2011年6月時点でiPhoneユーザーは70%がとても満足しています。
全世界の携帯電話市場で見ると、iPhoneは5%のシェアです
次にAppleの最も若い製品、iPadについて見てみます
このようにして家族で使うことも可能です
学校教育の現場でも使われています
飛行機の操縦にも役立ちます、分厚い飛行機の操縦マニュアルや地図がiPadに収まるわけです
病院の医者にも便利です、カルテや様々な医療情報がiPadに収まり、いつでもどこでもすぐにデータを引っ張り出せますし、持ち歩けます
会議でも便利です
フォーチュン500の企業のうち92%でiPadは採用されています
タブレット市場ではナンバーワンです
2011年第2四半期のアメリカ国内でのタブレット市場シェアはiPadが74%を占めています
IT系ニュースサイト「All Things D」のJohn Paczkowskiは「消費者たちはタブレットが欲しいんじゃない、iPadが欲しいんだ」と言っています
これが現時点でのiOSファミリーです
iOS搭載デバイスは2億5000万台あります
ここで次の「iOS 5」の説明に移ります
交代
2011年7月のアメリカ国内における携帯電話にインストールされているOSの割合を見ると、iOSは43%です
モバイル用のブラウザの使用率で行くと、iOSは61%です
また、AppStoreにはアプリが約50万種類あります
そのうちiPad用アプリは14万種です
モバイル用のアプリストアでもAppleは1位です
AppStoreからダウンロードされたアプリ数はなんと180億
1ヶ月ごとに10億回もダウンロードされているのです
Appleは開発者たちに30億ドル(約2307億円)を支払っています
そして公式アプリに新しい仲間が加わります
それがこれ、「Cards」
見た目はこんな感じ
いわゆるグリーティングカードを作るアプリです
完成するカードはこうなる
コットン100%の素材
さまざまな種類のカードを作成可能
郵送される際にはこうなります
プッシュ通知でお知らせすることも可能
アメリカ国内への配送は1通2.99ドル(約230円)
その他の国へ届ける場合は1通(約383円)となります
10月12日から提供開始です
さて、いよいよiOS 5についてです
新機能が200個近くあります
その中から代表的な10個を説明します
「通知センター」
画面の上から下へいつでもスワイプして表示可能なもので、最新の情報を一つの場所で管理可能。届いたテキストメッセージ、リマインダー、友達リクエスト、お天気などがまとめて表示されます。
ゲーム中でもプレイを邪魔せず、画面上部がくるりと回転して通知してくれます
着信やメールを受信するとこうなり、タッチしてスワイプすることで返信したりできます
次はメッセージ機能「iMessage」
iOSユーザーのための新しいメッセージングサービスです
iPhone、iPad、iPod touchすべてで動きます
写真だろうがメッセージだろうが何でも送れます
相手が返信するためにキーボードを打っている最中だ、というのもわかります
全デバイスにプッシュ通知可能で、3Gでも無線LANでも利用可能、通信内容は暗号化もされています
次はリマインダー機能
やることリストを作って、終わったらどんどんチェックマークをつけていきましょう
期限や位置情報も追加できます
リスト化して一覧することも可能
次はTwitter機能
「設定」で一度サインインすれば、ほかのアプリごとにいちいち設定する手間は不要です
写真を撮影したらその場ですぐにツイートしてみんなと共有できます
ブラウザのSafariからもツイート可能
YouTubeを見ながらツイート可能
地図情報もそのままツイート可能です
次は「ニューススタンド」
「購読」機能が付いているのが特徴
例えばニューヨーカーなどの雑誌をいちいち1つずつ買うのではなく、「この雑誌や新聞を定期購読する」というのが可能です
定期購読しているものをこのニューススタンド1カ所で一括管理できるのも特徴
さらにダウンロードはバックグラウンドで知らない間に自動的に実行されます
次は「カメラ」機能
これはかなり強化されています
ロック画面からでもカメラアプリケーションにアクセスできるようになりました
このボタンがカメラ起動ボタン
音量を上げるボタンを押せばシャッター可能に。
撮影時にはグリッドラインを表示して構図を取りやすくすることもできます
ピンチ操作でズームも可能
AE/AFロックもタッチで可能
写真の編集も簡単
ピンチ操作で切り抜き
タッチで赤目除去
自動色調補正もワンタッチ
次は「ゲームセンター」
ゲームセンターのアカウントは6700万に達しました
プロフィールでは写真を公開できるようになりました
達成ポイント
これまでにプレイしたゲームや、すでに知っているプレーヤーをもとにおすすめの友だちを表示
おすすめのゲーム表示機能
次は「Safari」
広告や不要なものを表示せずに記事を読むことに集中できるリーダー機能
あとでじっくり読むために記事リストを保存できるリーディングリスト機能
このようにして保存されます
保存したリストは別のデバイスで続きを読むことが可能
タブ機能もあり
次は「メール」
新たにボールド、イタリック、下線などを使ったテキストの書式設定ができるように。
宛先のフィールドでのドラッグによる名前の並べ替えやCCやBCCへの追加・入れ替えもドラッグで可能
メッセージすべての全文検索もできます
スワイプするだけでいつでも受信したメールを見ることも可能に
次は「PC Free」機能
今までは買ってきてすぐの状態だとパソコンと接続するまでは動作せず、このような画面で止まっていました
しかしこれからはこうなります、パソコンとの接続は不要
買ってきてすぐにこの画面になります
無料のiOSソフトウェアアップデートは、デバイスに直接無線LANなどを経由してダウンロードできます
これら10個がiOS 5の主な新機能になります
iPhone 4、iPhone 3GS、iPad 2、iPad、iPod touch(第4世代)、iPod touch(第3世代)でiOS 5は利用可能です
アップグレード料金は無料
10月12日から提供開始です
拍手
交代
次はiCloudについて
iCloudの仕組みは簡単、自分がiPhone、iPad、Macの3つを持っているとします。iPhoneで写真を撮影すると、iCloudにも自動的に保存されます。
その写真データはiCloud経由で自分のiPad、Macにも自動的に同期されて保存される、というわけ。
ちゃんと動きます
無料です
このiCloudの仕組みを使ったのが新しいiTunesのサービス
各デバイスで同じ曲を簡単に同期して聴くための機能です
例えばiPadで楽曲を購入します
するとiPhoneでも聴けます
Macでも聴けます
なぜこんなことができるのかというと、購入した楽曲は全てiCloud上に保存されているため
ここをタップすれば、購入した楽曲一覧リストを見ることが可能です
iCloud上には購入した音楽が保存されています
購入したテレビ番組も保存されています
購入した楽曲データなどはさすがにファイルサイズが大きいので、聴きたいときにタップすることでiCloudからダウンロードされるという仕組み
購入したコンテンツはApple TVでも視聴可能
次はフォトストリーム
例えばiPhoneで写真を撮影します
するとiPadの「フォトストリーム」に先ほど撮影した写真画像が、iCloud経由で自動的に転送されて同期する、という仕組み
このようにしてiPadで閲覧可能に。
Macでも同じようにしてすぐに閲覧可能
Apple TVでも同期して閲覧できます
次は各種ドキュメントファイル、これもiCloudで同期できます
例えばこのiPadで見ているドキュメント
iPhoneでも見ることができます
このiCloudの全自動同期機能はアプリ開発者も利用可能です
また、AppleのiWorkに含まれている「Pages」
「Numbers」
「Keynote」は最初からiCloudが機能として組み込まれているのですぐに同期可能です
iCloudの機能が使えるようになるiOSのアップデートは無料です
10月12日からiCloudは開始されます
また、iCloudはアプリの設定や購入したアプリのデータも保存可能
電子書籍も保存できます
各デバイス自体の設定やデータ(カメラロール、メッセージ、デバイスの設定、着信音など)も保存できます。これにより、手元のiPhoneがぶっ壊れたので次のiPhoneに買い換える場合も、iCloudを使えばすぐにデータが元通りでお引っ越しもラク。新しいiPhoneの電源を入れて、Apple IDとパスワードを入力するだけで完了。
連絡先も同期可能です
カレンダーも同期できます
メールもiCloudに用意されている無料のEメールアカウントを使えば、どのデバイスでもメールがいつも最新の状態に保たれます
なくしたときにすぐに見つけることができる「iPhoneを探す」機能もiCloudです
自分の持っている各デバイスがどこにあるのか地図上で表示可能になります
「友達を探す」もかなり強力なiCloudとの連携機能です
自分の子どもがどこにいるのかを共有して見つけた場合の例
位置情報を自分の友達と共有したり、一時的に設定した時間・期間だけ共有することができます
友達発見
プライバシーが必要な時はスイッチをオフにして自分の場所が表示されないようにしたり、ペアレンタルコントロールを使えば、「友達を探す」を子どもたちがどう利用するかを管理することも可能です
iCloudは無料で利用できます
「iOS 5」の機能として提供されます
OS X Lionでも利用できます
購入した音楽・テレビ番組・アプリ・電子書籍については容量無制限でiCloudに保存可能です
メール・各種ドキュメントファイル・バックアップデータについては5GBまで無料です
この保存容量はアップグレードが可能、とのことです
次は「iTunes Match」です
自分で過去購入して持っている楽曲をiTunes経由で購入した楽曲データと同じように扱えるようになる、というサービスです
iTunes上には現在、2000万曲があります
iTunes Matchをオンにすると、自分の持っている楽曲(CDからリッピングして変換したものなど)をスキャンし、iTunes Store上の楽曲と比べます
もしiTunes Storeに自分の持っている楽曲がある場合、以降はiTunes Store上の曲(256kbps、AAC、DRMフリー)を利用してiCloudで同期してくれます。iTunes Storeにない楽曲はiCloudにアップロードされ、ストリーミングされて再生可能になる、という仕組みです。
このサービスは年間24.99ドル(約1900円)の有料サービスです
これらがiCloudの機能です
iCloud自体は10月12日から始まり、iTunes Matchはアメリカ国内で今年の10月末頃から開始予定です。
そんなわけで交代
次は各種iPodファミリーについて
まずはiPod nanoから
操作が簡単になりました
iPod nanoには加速度センターが内蔵されており、Nikeのサイトへ自動的にデータ送信が可能
歩いた歩数、距離、ペース、時間を記録できる、というわけ。
また、iPod nanoはその見かけから、腕時計にするアクセサリーが多く登場しました
それを受けて新たに16種類の時計を追加
割とクラシックな時計
ニキシー管時計っぽいものも。
複雑なクロノメーターいっぱい
実際にはありそうでなさそうな感じ
ミッキーマウス
ミニーマウスもあります(ここのページで全種類を閲覧可能)
次はiPod touchの話
基本機能の説明
ポータブルゲーム機として実はナンバーワン
さらにここへiOS 5が搭載されます
iMessageも使えます
ゲームセンターも使えます
iCloudも使えます
日本円で8GBは1万6800円、32GBは2万4800円、64GBは3万3800円となります
これが全シリーズの内訳
そしてついに「iPhone 4S」
特徴1つ目
Appleが設計したA5プロセッサ搭載
デュアルコア
以前よりもCPU速度は倍
グラフィック機能もデュアルコア
描画速度は7倍高速化
その威力が一番良く実感できるのがゲーム
というわけで、Epic Gamesに交代
「Infinity Blade 2」でデモ、2011年12月1日リリース予定
空を飛ぶ虫や鳥、舞い散る桜の花びら、水面の表現、水の中を泳ぐ鯉など、グラフィックの機能を最大限に使っているシーンだそうです
デモ終了
A5プロセッサのまとめ、
さらにバッテリーの持ち具合も強化
3Gでの通話時間は8時間、2Gであれば14時間、3Gでのブラウジングなら6時間、無線LANを使ったブラウジングなら9時間、ビデオ再生だけなら10時間、音楽再生だけなら40時間となっています。
2つ目の特徴
通信機能の強化
2つのアンテナを上手に駆使できる仕組みを採用
このあたりがアンテナ
結果、ダウンロード速度が2倍に
iPhone 4ではダウンロード速度が7.2Mbpsだったのに、iPhone 4Sでは14.4Mbpsになっています
また、今までは通信規格ごとにこのように分かれていました
しかしiPhpne 4Sからはこれ一台で全通信規格に対応
3つ目の特徴
カメラの強化
Flickr上でのポピュラーなよく使われているカメラのデータを見ると、iPhoneが1位です
そこで、デジカメ並みに撮影機能を強化しました
800万画素センサー搭載
3264×2448
ピクセル数はiPhone 4のカメラより60パーセントも多いとのこと
また、次世代の裏面照射型センサーは感光度を高く、露出時間を短くするよう設計されています
以前よりも73%明るくなりました
シャッター速度も33%高速化
高度なハイブリッドの赤外線フィルタにより、画質低下を招く赤外線がレンズを通らないようにしています
結果、より正確でより統一された色彩を再現
5層のレンズ群
5枚の精密なレンズを組み合わせたカスタムレンズが入ってくる光を調整し、画像全体を以前より30%シャープなものに
f/2.4なのでかなり明るいレンズです
A5チップ搭載のため、デジタル一眼レフカメラと変わらないほどレベルの高い画像信号処理機能も実現
新しい顔検出機能は最大10人の顔の露出を調整
オートホワイトバランスも26%優秀に
カメラの処理速度も高速
最初の撮影するまでの時間はなんと1.1秒
連続撮影は0.5秒、高速シャッターを実現しています
実際にどのような写真が撮影できるかというと、こんな感じです(一切加工されていないiPhone 4Sで撮影した画像ギャラリーはこちら)
4つ目の特徴
1080pのフルHDビデオ
テンポラル(3次元)ノイズリダクションによって、十分な明るさがない場所でも美しい映像を撮ることが可能になっています(実際の撮影されたHDムービーの例はここから再生可能)
5つ目の特徴
AirPlay機能
スピーカーをAirMac ExpressにつなぐだけでiPhone 4Sで再生している曲をAirPlayによってストリーミング可能に。AirPlay対応スピーカーなら、ダイレクトでストリーミングすることもできます。
AppleTV経由でハイビジョンテレビやスピーカーにワイヤレスでストリーミングもOK
AirPlayミラーリングを使えば、iPhone 4Sに表示されているものをそのまま表示
つまりiPhone 4Sはこれまでで最もアメージングなiPhoneだ、というわけ
さらにすさまじいのがこの音声認識操作機能
普段私たちは電話に向かっていろいろ話しています
「今日の天気は?」という聞き方にしても、いくつも聞き方があります。でも求める答えは同じです。
そこで使えるのがこの新機能「Siri(シリ)」
これは「あなたが助けて欲しいことを尋ねれば答えを得られる」という機能
というわけでデモ開始
Siriに話しかけます
「今日の天気は?」という意味の英語を話すと、いろいろな言い方全てをちゃんと解釈して、天気を教えてくれます
フランスのパリでは今何時かな?というのも回答してくれます。回答というか、時計を表示してくれます
さらに続けて「明日午前6時に起こしてくれ」と言うと「OK、午前6時ですね」ということで目覚ましアラームをセットしてくれます、賢い。
今度は「今日のNASDAQの株価がどうなっているか知りたい」というと、グラフを表示してくれました
パロアルトでギリシャ料理のうまいレストランを探してくれ、と尋ねると「14個のギリシャ料理のレストランを見つけました……そのうち5つがパロアルトにあります。レーティングの高い順に並べておきますね」と言う感じになり、評価の高い順に並べてくれました。すごい。
フーバータワーまではここからどれぐらい離れているかな?と訊いたところ、「これぐらい離れていますね」ということで、マップを表示してくれました。
相手からメッセージが来た場合でも、その返信を同じくSiriで操作可能
「メッセージを読んでくれ」というと誰から来たメッセージか教えてくれ、「返信しますか、それとももう一度読み上げますか」ときいてくれます。
「金曜日の昼に何か会議の予定はあったかな?」と訊くと「金曜日の12時にはカレンダーに何も予定がありません」と答えてくれました
そんなわけで金曜日なら空き時間があると分かったので、相手には金曜日に会おうと返信
さらにSiriに口答で指示することで、金曜日の昼に相手と会う予定をカレンダーに登録できました
リマインダーの操作も可能で、「仕事場からオレが離れたら妻に電話するようにと教えてくれ」というリマインダーを仕掛けておくことも可能
今度はWikipediaでアームストロング船長について調べてくれ、と指示
ちゃんと表示してくれました
45ユーロって何ドル?と聞いた場合の回答が秀逸
現在の相場で換算するだけでなく、過去の履歴グラフまで表示します
クリスマスまで後何日かな?という質問にも細かく答えてくれています
これはSiriを使って何ができるのかという例のリスト、かなりいろいろできるのがわかります
「で、お前は一体誰?」と聞いたときの回答がこれ、「私は謙虚な個人秘書です」
このすさまじい個人秘書機能「Siri」は口述が可能であるため、メールを書くときにキーボードを使う必要もうまく使えばなくなります
キーボードを使う場面すべてでマイクのアイコンがあり、それを使えば口述で文字化させることができる、というわけ
現時点ではまだベータ版で、英語・フランス語・ドイツ語に対応しており、対応言語は順次増やしていくそうです。
これらがiPhone 4Sの真の機能
気になるお値段は16GB(199ドル、約1万5300円)、32GB(299ドル、約2万3000円)、64GB(399ドル、約3万600円)の3モデル
iPhone 4は8GBモデルが99ドル(約7600円)、iPhone 3GSは無料
比較
発売日は10月14日、予約は10月7日から(日本も同じでKDDIとソフトバンクから、詳細はこちら)
10月14日にアメリカ・カナダ・オーストラリア・イギリス・フランス・ドイツ・日本で発売開始
その他の国は10月28日から
70以上の国で100以上のキャリアからこれまでにない速度でリリース
そんなわけで最後に新CEOのティム・クックが再登場
おしまい
・関連記事
「iOS 5」のダウンロード提供日確定、アップグレードは無料 - GIGAZINE
従来の7倍速い「iPhone 4S」発表、CPUもGPUもデュアルコアに - GIGAZINE
KDDIから「iPhone 4S」発売確定、ソフトバンクの独占が崩れ去る - GIGAZINE
公式ムービーで見る「iPhone 4S」、全体の完成度は予想以上に高め - GIGAZINE
高解像度画像で見る「iPhone 4S」と仕様いろいろまとめ - GIGAZINE
KDDIがAndroidとiPhone、Windows Phoneを扱う唯一のキャリアになるまでの戦略を振り返ってみた - GIGAZINE
・関連コンテンツ