取材

30分間とにかくドタバタと動きまくりのアニメ「みのりスクランブル!」、徳島で初披露


徳島を舞台に繰り広げられるアニメ系複合イベント「マチ★アソビ vol.7」。その開催期間は9月23日~10月10日という長期間ですが、細かく分けると9月23日から9月30日までが「1st Run」、10月1日から10月7日が「2nd Run」、そして三連休にあたる10月8日から10月10日が「Climax Run」となっており、とにかく集中的にイベントが開催されるのは最後の「Climax Run」となります。

このうち、2nd RunからClimax Runまで貫いて行われる企画が、徳島県内3ヶ所の劇場を使っての映画上映会「徳島俺得 徳島で観れんかったアニメ映画を全部観れるぞ(阿波弁)祭り」です。首都圏や近畿圏ではほとんどのアニメ映画を観ることができますが、徳島では結局上映されなかった作品が数多くあり、このマチ★アソビにあわせてそれらを上映しよう、というのが企画意図です。


しかし、問題は徳島市内には専用の映画館が1つもないということ。現在、市内新町地区にufotableシネマがオープン準備を進めていますがまだ完成していません。そのため、今回の上映イベントでは、徳島市内から車で20分ほどのところにあり徳島市に最も近い映画館であるシネマサンシャイン北島、市内にある多目的ホールの徳島ホール、徳島市から車で約1時間の距離にある美馬市の脇町劇場オデオン座の3ヶ所が使用されました。また、10月8日からの上映イベントでは阿波おどり会館が使用されます。

上映作品は20作品以上で、このうち、ufotableがアニメ文庫第1弾作品の一つとして制作した「みのりスクランブル!」の上映では、声優オーディションの結果選び出された地元の女子高生・高井舞香さんと、キャラクターデザイン・作画監督の茂木貴之さんがステージに立ち、舞台挨拶を行いました。

マチ★アソビ vol.7 2011.09.23~10.10開催
http://www.machiasobi.com/

10月2日、舞台挨拶の現場となった脇町劇場オデオン座。1995年に閉館となりましたが、翌年に山田洋次監督の映画「虹をつかむ男」の舞台となったことで取り壊しを免れ、現在は指定文化財として一般公開が行われています。


もともとは映画館というわけではなく、回り舞台や花道のある劇場として作られた建物です。


そのため、このような二階席があります。座席はオール自由席の座布団敷き。昨今のシネコンとは対極に位置する劇場ですが、ここで最新のアニメを観るというのもまたおつなものです。


鑑賞料金は作品によって異なっており、「みのりスクランブル!」の場合は500円、「桜の温度」と「ギョ」は2本セットで1000円、「ラストエグザイル-銀翼のファム-第1話」と「Fate/Zero第1話」は入場無料でした。


舞台挨拶のため登壇した高井さん(中央)、茂木さん(右)。


原作とはまた別の内容ですが、楽しんで欲しいと語った高井さん。


高井さんは、五十嵐裕美さんが声を担当する主人公・たまきの親友、晃役を演じました。あきらは可愛いものが大好きな女の子で、阿久津加菜さん演じるペンギン型アンドロイド・みのりのこともカワイイと気に入るという役どころ。それゆえにみのりが起こす騒動の中へと巻き込まれてしまうことになります。


今回、高井さんは五十嵐さん、阿久津さんとともにエンディングテーマ曲も担当しています。


キャラクターデザインと作画監督を務めた茂木さんは、原作の持つデザインを生かしつつもアニメで動かしやすいようにシンプルにということを意識してデザインを作り上げました。この前日、10月1日に徳島ホールでの上映では「動きまくり!」という感想が出ており、茂木さんの狙いは見事成功しているようです。


また、茂木さんは2年前から徳島に来ていますが、脇町に来たのはこれが初めて。「うだつ」のある町並みには、「こういった場所をアニメ化してみたら面白そう」と感想を語りました。


この動きまくりアニメ「みのりスクランブル!」はアニメ文庫第1期作品として12月7日(水)の発売が決定しています。BDは税込6090円、DVDは税込5040円で、ジャケットは茂木さんの描き下ろしジャケットとなっています。

完全入れ替え制のため、作品上映が終わるとこのようにどわっと人が出てきます。

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in 取材,   アニメ, Posted by logc_nt

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