取材

「アーマード・コアV」の発売日も発表、フロム・ソフトウェア先行試遊イベントレポート


9月22日に「ダークソウル」の発売を控えるフロム・ソフトウェアが、幕張のホテル ザ・マンハッタンにて「ダークソウル」と「アーマード・コアV」の先行試遊イベントを開催しました。イベントの中では「アーマード・コアV」の発売日が2012年1月26日と発表され、現在追加されている新たな機能が紹介されました。

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ホテル ザ・マンハッタンに到着。イベントは抽選で当選した300名限定参加の第1部、当日整理券配布の第2部の2部構成で行われました。


「FROM SOFTWARE GameFesta2011」の立て看板を発見。


第1部では、13時から16時の3時間にわたって、「ダークソウル」と「アーマード・コアV」を繰り返しプレイすることができます。


「ダークソウル」はそれぞれの職業ごとに3台ずつ試遊台が設置されており、1回10分ほどの試遊時間の交代制です。


「ダークソウル」試遊のために列に並ぶ参加者たち。300名の限定参加ながら、参加者は一度試遊が終了しても繰り返し並びなおすため、常に行列は途絶えない状態です。


「アーマード・コアV」の列には「ダークソウル」のディレクターである宮崎英高氏も並んでいました。「いつもは鍋島さんがプレイさせてくれないから」とのこと。ちなみに宮崎ディレクターへのインタビューも近日掲載予定です。


そして16時。ホテル ザ・マンハッタンの駐車場に、2部の開始を待つ行列ができていました。


2部は整理券配布の入れ替え制。整理券に記載された時間に試遊ができます。


2部開始。同日、幕張メッセで開催されていた東京ゲームショウ2011に参加した人たちが、少し早めに会場を出て、こちらのイベントに向かってきているようです。


試遊参加者は時間毎に入場する形となるため、会場は大きな混乱無く、スムーズにプレイが開始されました。


「アーマード・コアV」の試遊台。クローズドベータテストでは無かった新マップや、新パーツも搭載されており、列に並ぶファンたちは食い入るように画面を見つめています。


「ダークソウル」の列には戦士のコスプレをした男性が宮崎ディレクターとツーショット。


コスプレをするのは今回初めてとのこと。ファンたちの熱い期待を感じます。


そして2部の目玉、「アーマード・コアV」の鍋島プロデューサーも参加するUstreme公開生放送の収録に参加する人たちが集まって来ました。


フロムソフトウェア宣伝チームが登壇。


広報の矢内さん


宣伝セクションの小倉さん。


タイムスケジュールが発表されます。試遊は17時から20時まで連続して行われ、その間にステージでは公開生放送の収録と、フロムソフトウェアサウンドチームによるライブステージが行われます。


今回のイベントでは、「ダークソウル」の製品版と、「アーマード・コアV」のチーム戦、シングル戦をそれぞれ試遊することができました。


2部の「ダークソウル」の試遊は1人18分。既に素性を設定済み(キャラクターメイキング済み)の試遊台で、製品版の内容を遊ぶことができます。「アーマード・コアV」は、新マップ、新パーツが追加されたチームプレイが1戦。機体はプリセットから選択する形で、アセンブルはできません。シングルプレイはクローズドベータテスト版と同じ物を、1人18分でプレイ可能。


そして生放送が始まります。


ステージの前でひたすらファンの声に応える2号さん。


手を挙げているのは東京ゲームショウ帰りの人たち。


この日、試遊台に設定された新マップの紹介。開発チームによるテストプレイの様子が放映されました。


驚くほどの早さで撃墜されたのが矢内さんだと発覚。


また、8月のインタビューでも語られていた「編集可能なテキストチャット」が実装される段階に来ているようです。オンラインプレイ時、定型文からテキストを選択することで、声を介さなくても簡単な意思疎通が可能です。「おめでとう」「なるほど」「わかりました」などの定型文が並んでいます。


そこになぜか「あかんやん」の文字。


これは、既存の定型文を自分たちのチームで独自に編集することができる機能で、テキストを関西弁にしたり、チーム独自の戦略に基づいた符号を作ったりすることも可能です。


どんどん新情報を出していく矢内さんを、ステージ下から不安そうに見つめる小倉さん。


発売日が「2011年」と間違って書かれた映像を流してしまい、小倉さんのカンペ用タブレットでツッコミを受けます。


めげずに新たな映像をさらに公開。巨大兵器を破壊するミッションも存在するとのこと。


この巨大兵器はかなりの強敵で、開発チームの熟練者でも、1人で挑むと一瞬で撃墜されてしまうようです。オンラインで発生する特別なミッションという扱いで、鍋島プロデューサーは「敷居を低くするところは低くしていますが、こういう特別な場面では容赦してません」とのことで、その難易度の高さをほのめかしています。


このタイプの巨大兵器は、これ以外にも複数登場する予定とのこと。「こんなの1人じゃ倒せないですよね」という声に対し「フロムのファンはそういうことを言われると挑発されてると思うってことを知ってます。必ず1人で倒してくれる人が現れると信じています」と鍋島プロデューサーは語ります。


さらにフロム・ソフトウェアの作品の多くに登場しているお約束武器「LB-66 MOONLIGHT」の映像も公開されました。


ド派手なエフェクト。「いつもリアルにリアルにと言っていますが、ここだけはもう中二病全開です」と鍋島プロデューサー。


さらに「アーマード・コア ラストレイブン ポータブル」購入特典として、「黒いMOONLIGHT」が配布されるとのこと。あくまで「俺の左手から暗黒の力が溢れてくる……」という感じで楽しむもので、性能的には通常のゲームプレイで手に入るMOONLIGHTと違いは無いそうです。


ノーマルのMOONLIGHTと二刀流も可能。もちろん黒だけを2本持つことも可能です。


ちゃっかり「アーマード・コア3 ポータブル」と「アーマード・コア サイレントライン ポータブル」も宣伝。


そして募集を行っていた「漢字デカールピース」の投票結果も発表されました。


当選したのは「神」「緋」「侍」「叢」「雷」「義」「鬼」「覇」「武」「焔」「猫」「響」「騎」「狐」「影」の15個。これらはあくまでファン投票で追加された漢字で、もちろんこれ以外にも漢字デカールは登場します。


さらに「アーマード・コアV アプリ」の開発がスタートしていることも発表。


第一弾の内容は「パーツ ライブラリ」。


ゲーム中に登場するほぼすべてのパーツを網羅したパーツライブラリを、「アーマード・コアV」発売前に先行して配信する予定とのこと。さらにバージョンアップで様々な機能の追加を検討しているそうです。


現在のところiOSのみ対応……という話を聞いて、ファンの持つ携帯端末の構成比率調査を報告する2号さん。


報告を受けて急遽資料に手が加えられます。


iOSとAndroidに対応が決定しました。


そしてついに発売日決定。2012年1月26日(木)発売予定、7800円(税込)です。


数量限定でオリジナルヘッドセットが付属します。


「ダークソウル」も9月22日(木)発売予定ということで、同日、宮崎ディレクターにインタビューをしてきました。

ゲーム制作未経験から世界的ヒット作「ダークソウル」を生んだ宮崎英高氏にインタビュー


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in 取材,   ゲーム, Posted by darkhorse_log

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