2万本以上の結束バンドで作られた動物のオブジェ
ケーブルをまとめて配線したりするのに使う結束バンド(インシュロック)を大量に用いて、大きな動物を思わせるオブジェ「zip tie massimal」が作られました。
design office takebayashi scroggin: zip tie massimal
D.O.T.S. - Design Office Takebayashi Scroggin - Lexington KY
この作品は2011年4月に行われた芸術祭「Beaux Arts Ball」で展示されました。これを製作したのは、ケンタッキー大学で指導を行いながら建築家やデザイナーとしても活動しているJason ScrogginさんとAkari Takebayashiからなる事務所「Design Office Takebayashi Scroggin(D.O.T.S.)」。
作品を設営中の足場や作業スタッフ。周囲の人や設備と比較しても、なかなかの大きさであることが分かります。
結束バンドだけで組み上げているので自立は難しく、天井に渡したワイヤーで釣り上げて設置しています。
結束バンドをぱちりとつなげていきます。
中から見てみると複雑怪奇な模様を構成しています。
最初はこんな風に輪っかを作り、それをつなげて大きなものにしていくようです。
余った端の部分が何かの足に見えてきます。
3Dで図面を起こし、それを利用して展開図を書いて作りあげていきます。
思わず触ってしまう観客。芸術作品として設置されている場合、禁じられてはいなくても何となく触れづらいものですが、大きなシロクマのような形をしているからか、思わず触ってしまう魅力を放っているようです。
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