ソフトバンクモバイル、いずれデータ通信定額の見直しを検討へ
ソフトバンクモバイルがデータ通信サービスの定額制を見直す可能性があることについて言及しました。
ソフトバンク孫社長、データ定額制「いずれ見直しも」 :日本経済新聞
日本経済新聞社の報道によると、本日行われたソフトバンクの決算説明会において、アメリカの携帯電話業界でデータ通信料金の定額サービスを一部見直す動きが出ていることについての質問が行われたそうです。
孫正義社長は料金体系について「我々も常に検討しており、欧米の最近の流れを注視する」と回答した上で、「世界的にネットワークが急激に混雑し始めている。2%くらいのユーザーが全体の4割くらいを占有している」と指摘。
完全定額料金がむしろアンフェアという流れが起き始めていることに触れ、2013年3月期までの2年間に総額1兆円規模の設備投資を行い、基地局増強などの通信環境改善に取り組む方針を示した上で、「料金体系を含めてトラフィックマネジメントをしないといけないと思う。いずれ欧米のように見直さなければならない時期が遅かれ早かれくる」として、データ通信定額サービス見直しを検討する日がいずれ訪れることを示唆しています。
なお、孫社長は昨年6月の時点でも通信量の半分を2%のユーザーが占めていることを明かした上で、トラフィックの増大を「携帯事業会社の経営者の悩み」としており、2010年から「ソフトバンク電波改善宣言」として、電波が入りづらい家庭や店舗にブロードバンド回線に接続できる小型基地局(フェムトセル)や無線LANアクセスポイントを無料で提供するといった施策を導入。エリアの穴を埋めつつ、トラフィックを3Gネットワーク以外へと分散する試みを実施しています。
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