取材

海洋堂ホビー館 四万十がどんな辺鄙な地にあるか周囲を確かめてみた


7月9日、高知県高岡郡四万十町に海洋堂の作品1万点以上が並ぶ「海洋堂ホビー館 四万十」がオープンしました。

このホビー館の面白いところは、自ら「へんぴなミュージアム」と名乗っているところです。地図で四万十町の場所、そしてこのホビー館の場所を調べてみると、確かに決して交通の便のよい場所にないことはわかりますが、どれぐらい辺鄙(へんぴ)なのかというのはちょっと伝わりづらいもの。ということで、ホビー館にいってきたついでに、周辺がどれぐらい辺鄙なのかを探索してきました。

まず、ホビー館の場所はココです。マップに「打井川」と地名が表示されている、まさにその「打」の字の左下にあります。

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廃校となった打井川小学校の体育館を改装してミュージアムにしています。その外観やオープニングイベントについてはこちらの記事展示内容についてはこちらの記事に掲載しています。


交通手段は鉄道+タクシーか自家用車となりますが、狭隘路のため、8月末までの土日祝祭日はホビー館駐車場への直接乗り入れは不可となっており、ちょっと離れたところに用意された臨時駐車場からシャトルバスで移動することになります。

ちなみにコレはホビー館から臨時駐車場までの移動中の車窓。多くの車が殺到するととんでもないことになる場所だというのがわかると思います。


臨時駐車場~ホビー館は無料シャトルバスで約15~20分ほどです。オープン当日で人が殺到するかと思い、早々にやって来てみたところ駐車場は真っ暗でした……。


ぼんやりと薄明るい。写っている白テントがシャトルバスに乗るための待機所となります。


この日、朝方は天気が悪くて大変でしたが、ホビー館がオープンする頃にはさんさんと晴れていました。先ほどのように、決して道路事情はよい方ではないので、天気が悪いときは注意が必要です。


シャトルバスのうち1台はホビー館塗装になっていました。


国道381号線から県道55号線へと入る打井川橋。前述の通り、8月末までの土日祝はホビー館駐車場が使用不可なので、この橋で臨時駐車場へ行くようにと言われます。


打井川橋から見た四万十川。


ちなみに、駐車場からホビー館へ行く途中、上宮地区には沈下橋があります。沈下橋には欄干がなく、川が増水したときは水面下に沈みます。


打井川橋をホビー館側に渡ったところにあるのがJR予土線の打井川駅。予土線が少し高いところを走っているため、駅がまるで鳥の巣のように壁にへばりついています。


駅ホームから打井川橋を見たところ。


これが東側、窪川方面。窪川乗換で高知へ出られます。打井川から高知までは、途中窪川から特急あしずりを使ったとしてだいたい2時間弱。


西側は愛媛県の宇和島までつながっています。こちらは乗換無しで行けますが普通列車のみで1時間45分前後かかります。


使用済み切符入れ。列車の本数は1日7本なので、鉄道利用で訪問を考えている人は慎重にプランを立てて下さい。なお、土日祝であれば臨時駐車場とホビー館を結ぶシャトルバスを利用できるほか、平日(8月末日まで)もホビー館送迎用のバスが運行されるとのこと。


ちなみに、JR四国では「海洋堂ホビートレイン」としてラッピング車両(気動車)を運行。時刻表にも「海洋堂ホビートレイン」として名前が掲載されるそうです。


これは窪川駅で撮影したもので、このあと打井川を通って宇和島まで走っていく列車です。


車内はこんな感じ。


予土線から見る四万十川もなかなかのものなので、選択肢としては十分アリかもしれません。

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in 取材,   乗り物, Posted by logc_nt

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