驚くほど小さくてほわほわなポニーの赤ちゃん、生きるには高額な手術が必要
つぶらな瞳とふさふさの毛が何ともかわいらしく、馬をモチーフにしたおもちゃのRody(ロディ)を思い出させるポニーの赤ちゃん。先天的な障害のために高額な費用のかかる手術を受けないと生きていられないために、そのオーナーが手術費用をまかなうために寄付を募っています。
Miniature pony owner launches desperate appeal to raise 6,000 for lifesaving surgery on Falabella's twisted legs | Mail Online
イギリス・Cornwallにある馬屋で約10週間前に生まれたオスのポニーの赤ちゃん・Minxyは早産で、まだ体がしっかりできあがらない内に生まれてきてしまったために、足がねじれた状態で固定されてしまっていました。
生まれてすぐの時期は30分ごとに栄養を取らないといけないのですが、足が不自由なせいで母馬の母乳を飲むこともできなかったため、オーナーのJoanne MorrisさんはMinxyが生まれてから2週間、24時間つきっきりで世話をしました。
MinxyとオーナーのMorrisさん
Minxyのかわいらしさを強調しているピンク色の布は決して飾りなどではなく、ゆがんでしまった足をまっすぐにするために毎日包帯を巻いて矯正しているもので、1600ポンド(約20万円)ほどの費用がかかっています。おかげで前足はかなり強くなったようですが、後ろ足にまだ不安が残るため、手術が必要であるとみられています。
「Minxyの足を治すには、さらに800ポンド(約10万円)かかる身体スキャンと、4000ポンド(約51万円)かかる手術が必要で、それなしでは彼は生きていられないでしょう。現在の治療で確かに彼は歩くことができるようになりましたが、布を強く巻きつけることで患部が摩擦によって傷つき、それを発端とした感染症がMinxyの命を奪ってしまうでしょう」と、オーナーのMorrisさんは語ります。
Minxyの体長は17.6インチ(約44.7cm)とかなり小さく、オスの馬としては世界で最も小さいのではないかと見られています。
障害のある馬が生まれた場合、多額の治療費がかかるために安楽死させられることが多いようなのですが、MorrisさんはどうにかしてMinxyの命を救うために、治療費をまかなうための寄付を募っています。目標額は前述された費用よりもやや多めの6000ポンド(約77万円)とされているのですが、これは現在行っている布を使った治療費なども込みの価格なのかもしれません。
Minxyはメスのスタッフォードシャー・ブルテリア・Chloeと仲がよく、Chloeは彼のことを息子だと思っているのか何かと世話を焼いています。Morrisさんはこの何ともほほえましい光景を見た人が、Minxyのために寄付をしてくれることを期待しているそうです。
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