風船で作られた全長11.8メートルの実物大ティラノサウルス
細長い風船を使って動物などの形を作るパフォーマンスはよく知られていますが、なんとこの風船を使って実物大のティラノサウルスの骨格を作ってしまったバルーンアーティストがいるそうです。風船で出来たティラノサウルスの模型は全長約11.8mにも及ぶ巨大なもので、1400個もの風船から形成されているとのこと。
That's some party trick: Model-maker produces life-size replica of Tyrannosaurus Rex in 55 hours, using 1,400 balloons... and a LOT of hot air | Mail Online
このティラノサウルスを作ったのは、バルーンアート歴16年のMark Vergeさん。Vergeさんは風船模型の世界大会で、このティラノサウルスで大賞を受賞しました。
ティラノサウルスを製作するVergeさん。「昔から化石が好きで、実物大の恐竜を作ってみたかったんだ。巨大な模型を作るのには、小さなサイズの恐竜のアクション・フィギュアが役に立ったよ。1400個の風船を使って、作るのには55時間くらいかかった。大きすぎて、作るのと同じくらい展示するのが大変だったよ」と製作の苦労を語っています。
さらにVergeさんが語るところによると「脊椎の部分に骨組みが入っているんじゃないかと思われるかもしれないけれど、脊椎とその回りの骨格も646個の風船で作っているんだ」とのこと。
同じく風船で出来たステゴサウルス。700個の風船によって構成されています。このほかにも、トリケラトプス、スピノサウルス、ユタラプトルなどがVergeさんの手で作られたそうです。
Vergeさんのバルーンアートは、子供向けイベントでのパフォーマンスの枠を越え、企業のイベントに招かれて風船で実物大のハーレーダビッドソンを作ったりしているとのこと。「僕は自分の作品を本当に愛しているし、将来作ってみたい作品のアイデアもまだまだたくさんあるんだ」とVergeさんは語っています。
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