取材

下り最大1Gbps以上、NTTドコモが「LTE-Advanced」のデモを実施


NTTドコモが本日から開催されているワイヤレスジャパン2011において、第4世代携帯電話(4G)の通信規格の1つで、下り最大1Gbps以上を実現する「LTE-Advanced」のデモを行いました。

詳細は以下から。
ワイヤレスジャパン2011のNTTドコモブースには同社が推進する「LTE-Advanced」のコーナーがありました。


「LTE-Advanced」のデモ。


コンセプト紹介。LTEからのさらなる大容量・高速化を目指しており、ピークスループットは1Gbps。


目標性能は下り最大1Gbps、上り最大500Mbpsという圧倒的な通信速度に。


実験施策では大容量と高速化、周波数利用効率の増大に加えて、従来のLTEとの互換性の保持が行われました。


基地局の試作機


移動局の試作機


主要諸元はこんな感じ。下りには3.9GHz帯を利用し、上りには3.6GHz帯を仕様。帯域幅は下りが100MHz、上りが40MHzです。


室内実験の結果はこんな感じ。ピークスループットが1Gbpsを越えています。なお、LTE-Advancedと同じ第4世代携帯電話の通信規格で、実演デモで下り最大300Mbps以上を記録した「WiMAX 2」ですが、実演デモでは今回の実験の半分以下となる40MHzしか帯域幅を使っていません。


続いては屋外実験の様子。


横須賀にあるNTTドコモの試験基地局に向かって車載端末で伝送実験を行ったムービー。基地局に近づくにつれて伝送速度は向上し、下り600Mbps、上り200Mbps以上のピークスループットを実証しています。

YouTube - NTTドコモ LTE-Advanced 伝送実験ムービー


「LTE-Advanced」に関する詳細情報はNTTドコモの公式ページでチェックできます。

第4世代移動通信システム (4G, IMT-Advanced) | 企業情報 | NTTドコモ

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in 取材,   モバイル,   動画, Posted by darkhorse_log

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