NTTドコモが「LTE-Advanced」のデモを実施へ、下り最大約1Gbps以上の超高速通信規格
NTTドコモが現在「Xi(クロッシィ)」として展開している、下り最大37.5Mbps、上り最大12.5Mbpsの通信方式「LTE」をベースにした、下り最大約1Gbps以上の高速通信規格「LTE-Advanced」のデモンストレーションを実施することを発表しました。
「LTE-Advanced」は世界初となるデモンストレーションが昨年行われた、下り最大330Mbpsを実現する高速通信規格「WiMAX 2」と並んで「第4世代携帯電話(4G)」の規格として認められていますが、いよいよその実力の一端を見ることができるようになります。
詳細は以下から。
報道発表資料 : 「WIRELESS JAPAN 2011」への出展について | お知らせ | NTTドコモ
NTTドコモのプレスリリースによると、同社は5月25日(水)から開催されるモバイル関連の展示会「WIRELESS JAPAN 2011」において、現在「Xi」としてサービスを展開しているLTEをベースに、さらなる高速・大容量化を実現した「LTE-Advanced」のデモンストレーションを実施するそうです。
「LTE-Advanced」は下り最大約1Gbps以上、上り最大約500Mbps以上の伝送速度を目指している超高速通信規格で、デモンストレーションでは信号伝送実験装置が展示されるとともに、3D動画のストリーミング再生や、3Dカメラで撮影した動画のリアルタイム送受信などのデモンストレーションを実施する予定。
ほかにも通話しながらリアルタイムで翻訳する「通訳電話」や、国内外の携帯電話サービスに対応するグローバル端末向けに開発中の「マルチバンド電力増幅器」が、700MHzから2.5GHzまでの各周波数帯に対応する様子などのデモンストレーションが実施されるとしています。
・関連記事
NTTドコモが「Xi」よりもさらに高速な「LTE-Advanced」の実証実験へ、「第四世代携帯電話(4G)」の通信規格 - GIGAZINE
WiMAXの強みや将来像、エリアなどについてUQコミュニケーションズの社長に徹底インタビューしてみた - GIGAZINE
下り最大168Mbpsの高速通信規格「マルチキャリアHSPA」が登場へ - GIGAZINE
ソフトバンクモバイル、超高速な「第4世代携帯電話」につながる「複数基地局協調伝送方式」の実証実験を実施へ - GIGAZINE
・関連コンテンツ