座った人の写真をTwitterにアップロードするベンチ「TweetingSeat」

Twitterを使っている人にはおなじみの青い鳥があしらわれた、ポップでセンスのよいベンチが「TweetingSeat」です。
一見するとただのオシャレなベンチですが、人が座ると鳥の内部に仕込まれたカメラが作動して座った人と周囲の風景を2つのアングルから撮影し、写真をTwitter上にアップロードする仕掛けが施されています。
「TweetingSeat」の詳細は以下から。TweetingSeat << Chris McNicholl
TweetingSeat - a set on Flickr
このベンチを製作したのはプロダクトデザイナーのChris McNicholl氏。ベンチに人が座ると2つのカメラが作動し、別々のアングルから撮った写真を組み合わせた物をTwitpic上にアップロードするという仕組みになっています。
これが「TweetingSeat」。ベンチの背もたれの板の内1つだけが、Twitterのイメージカラーのブルーに塗られています。

その端にはおなじみの鳥が。鳥のすぐ下には、写真のアップロードなどにも使われるこのベンチのTwitterアカウント「@tweetingseat」が書かれています。

成人男性が2人座るにはちょっと狭そうなので、ベンチとしてはやや小ぶりです。

Twitterのことを知っている人であれば、その見た目から「Twitter利用者専用席」のような印象を持つかもしれません。

木に止まっているもう1匹の鳥は飾りではなくカメラが仕込まれていて、ベンチに座った人を撮影可能なアングルに設置して使います。

こんな風に気を抜いている場面であっても、撮影されてTwitter上で写真を公開されてしまいます。

McNicholl氏は「ベンチがどんな風に使われ、またどんな人が座っているのかを写真によって記録し、調査するために『TweetingSeat』を作りました。そしてその写真をTwitter上にアップロードすることで、座るという肉体的な動作とデジタル環境のコミュニティーとが相互に影響を与え合うことができると考えたのです」と、このような装置を作った理由を語っています。
上述のようなコンセプトや機能の説明がされていればよいのですが、「TweetingSeat」に撮影機能があることは、ベンチのどこにも示されていないようで、プライバシー保護の面からはやや危うい印象を受けます。
ちなみに撮影された写真はこんな感じで投稿されるようです。さほど解像度は高くないので個人の顔までは分かりませんが、大体の年格好と周囲の状況は分かってしまうため、異議を唱える人も出てきそうです。
Tweeting from Botanic Gardens, Dundee on Twitpic

「TweetingSeat」のメイキング風景は下記のブログで見ることができます。
Design Project << Chris McNicholl

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in ネットサービス, デザイン, Posted by darkhorse_log
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