取材

「Galaxy S II」や「Galaxy Tab 10.1」だけじゃない、Samsungの最新グローバルモデルいろいろ


Galaxy S II」や「Galaxy Tab 10.1」、そして「OMNIA 7」など、本日行われたSamsungの2011年最新グローバルモデル説明会において、同社の最新端末の数々がお披露目されましたが、中には日本で発売されそうにないモデルも含まれていました。

世界シェア2位の携帯電話メーカーが繰り出すモデルの数々や、発表会で行われた質疑応答は以下から。
■GALAXY Ace
若者向けのモデル。3.5インチHVGA(320×480)液晶や約500万画素LEDフラッシュ付きカメラ、800MHzのCPUなどを搭載した、コンパクトかつ快適さを提案するAndroid 2.2スマートフォン。


■GALAXY Gio
若いビジネスパーソン向けモデル。3.2インチHVGA(320×480)液晶や約300万画素カメラ、800MHzのCPUなどを搭載したAndroid 2.2スマートフォン。「Gio」はイタリア語で「宝石」の意。


■GALAXY Fit
ビジネス向けモデル。3.31インチQVGA(320×240)液晶や約500万画素カメラ、600MHzのCPUなどを搭載したAndroid 2.2スマートフォン。


■GALAXY mini
カラーデザインを意識した初心者向けモデル。3.14インチQVGA(320×240)液晶や約300万画素カメラ、600MHzのCPUなどを搭載したAndroid 2.2スマートフォン。


■Nexus S
GoogleとSamsungが協力してリリースした世界初のAndroid 2.3スマートフォン。4インチの有機EL「Super AMOLED」ディスプレイや500万画素カメラ、VGAフロントカメラなどを搭載し、CPUは1GHz。


■Wave II
Samsung独自開発のオープンOS「bada 1.2」を採用したスマートフォン。約3,7インチWVGA(480×800)液晶や約500万画素LEDフラッシュ付きカメラなどを搭載しており、Samsungが展開するアプリケーションストア「Samsung Apps」を通じてソフトやサービスを利用可能。


なお、最新グローバルモデル説明会で行われた質疑応答の内容は以下。

時事通信:
日本に投入されている製品は「Galaxyシリーズ」のみですが、世界ではさまざまな製品を出しています。日本の市場にそれらを投入する予定はありますか?

SAMSUNG:
メーカーはお客様に満足してもらわなければいけないと考えています。我々の対応プラットフォームが多いのはお客様に満足頂くためです。年間の製品需要は14億くらいありますが、お客様によってニーズがそれぞれ違いますので、そのニーズに応えるためにはたくさんのプラットフォームが必要ということです。だから「Windows Phone 7」や独自モバイルOS「bada」など4種類ありますし、フィーチャーフォンも用意しています。これからも新しいプラットフォームが出たら取り組むつもりです。

週刊アスキー:
海外では「Galaxy S」はOSのアップデートがされています。日本ではアップデートを行う予定はありますか?

SAMSUNG:
スマートフォンは、常に新しい技術と共にある物です。OSのアップデートはしなければならないと考えますが、キャリアとの調整など、いろいろなプロセスが必要になります。ただ、4月中には社内的な準備が整う予定です。

フリーの神尾:
ほかの端末メーカーではPS3と連動したりTSUTAYAと協力するなどしていますが、コンテンツの調達は今後どうするつもりですか?特にタブレットには最適化されたコンテンツが必要です。また、現状はNTTドコモ向けですが、KDDIやSoftBankなどマルチキャリア化の予定はありますか?最後に、東日本大震災に伴って緊急地震速報の必要性が高まりましたが、それについてはどう考えているのでしょうか。

SAMSUNG:
本日は雑談レベルで答えさせていただきます。我々はツールの提供が本業ですが、コンテンツはまだ手を出していません。SAMSUNGは本業に専念するつもりで、コンテンツは本業ではないということです。ただ、顧客のニーズのアップにつながることなら貢献したいので、本業としてコンテンツをやっている会社をサポートするのが今のスタンスです。次にマルチキャリア化についてですが、これは今度社長に聞いてみます。先日の東日本大震災の後、わたしの娘が1人で家に居られなくなりました。そういう状況を端末によって解消できるなら、緊急地震速報などのサービスは絶対に行うつもりです。

石野:
「GALAXY S II」のCPUが今回1.2GHzになったのは、開発時から変更になったのでしょうか?それとも、CPUのスペックが上がったのですか?

SAMSUNG:
ハードを新しくしたのではなく、良い物だけを選んで物を作ったということです。

石野:
CTIAとバルセロナで2回「GALAXY Tab 10.1」を発表していますが、その違いは?

SAMSUNG:
スピードとフレキシビリティが我が社の自慢で、新しい端末の開発期間が他社と比べても短いです。最初のユーザー層は6つぐらいのカテゴリーだったのですが、何世代かを得て18になり、24になりました。マーケットのセグメントが細分化されていて、それぞれのニーズが分かれています。ユニバーサルにニーズに合う物はありません。バルセロナもCTIAもたまたま発表する時期だっただけで、両方を運営していくのかは決めていません。常にニーズを意識して開発しているので、これから先もいつ新商品を発表するのかわからないです。

?:
もしも「GALAXY Tab 10.1」を日本に持ってくるならどちらにします?

SAMSUNG:
現状では日本におけるタブレットのマーケットが読めていません。弊社での意見が固まっていない状況です。

週刊アスキー大竹:
「Galaxy S」はユーザー満足度調査の結果が「REGZA Phone T-01C」よりも高かったですが、あの多機能な機種に比べて何が勝っていると考えていますか?

SAMSUNG:
薄さと軽さには自信がありますし、OSのアップデートへの期待感もあるでしょう。そして断トツのスピード感です。ディスプレイも非常にキレイなので、全部勝っているのではないでしょうか(笑)

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in 取材,   モバイル, Posted by darkhorse_log

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