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スマートフォンやタブレット端末の充電時間を「半分」にする技術が実用化へ


By AngeloSu

処理能力などの本体性能が向上するに伴い、大容量バッテリーを搭載したスマートフォンやタブレット端末などが増えてきていますが、どうしても問題となってくるのが本体の充電にかかる時間。

夜寝る前に携帯電話の充電を忘れていたりすると、朝出かける前の短時間では満足に充電できずに困ることもしばしばですが、スマートフォンやタブレット端末の充電時間を半分にする技術が年内にも実用化されることが明らかになりました。

詳細は以下から。
Power management solution reduces charging time by 50 percent | ST Ericsson Technology Blog

PM2300, PowerHUB - ST-Ericsson

モバイル機器向けの半導体などを手がけるSTエリクソンの公式ブログによると、同社は「PM2300」と呼ばれる出力操作ソリューションを新たに開発したそうです。


「PM2300」は2つの小さなコイルで構成されたデュアル直流回路を採用することでモバイル機器の高速充電を可能にするというもので、従来の標準的なモバイル機器が1.5A(1500mA)での充電に対応しているのに対して、「PM2300」を搭載した機器は2倍にあたる3A(3000mA)での充電が可能になるとのこと。

これにより充電に必要な時間が半分になるだけでなく、充電しながらモバイル機器をフル活用している最中でも十分に充電できるとされており、「PM2300」を搭載した最初のタブレット端末は2011年秋に発売される予定。

「PM2300」はタブレット端末やスマートフォンだけでなく、フィーチャーフォンやポータブル機器などにも幅広く採用できるとされているため、今後の活躍に期待できそうです。

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in モバイル, Posted by darkhorse_log

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