ドキュメンタリー番組撮影用の超高級カメラ、ホッキョクグマのおもちゃにされ破壊される

野生動物のドキュメンタリー番組を撮影するためのカメラは進化していて、自然の中に溶け込むよう巧妙に作られています。しかし、それでもやはり野生の勘には勝てないのか、ホッキョクグマを撮影していたカメラがおもちゃにされ、あそび倒されたあげく壊されてしまったそうです。
破壊されたカメラは13万ポンド(約1663万円)という高価なもので、番組スタッフは泣くに泣けない状況だったとは思いますが、破壊される前にホッキョクグマに肉薄した素晴らしい場面をとらえるなど、何とかその役目を全うしたようです。
ホッキョクグマが無邪気に高級カメラを破壊する様子は以下から。Polar bear destroys wildlife film-makers equipment | Mail Online
移動式耐寒カメラを追い回すホッキョクグマ。この調子ではカメラに勝ち目はなさそうです。

雪のかたまりにカモフラージュしていたカメラも、バッチリ見つかってしまいました。

カメラの先っぽをガジガジかんでいますが、その部分だけでだいたい10万ポンド(約1279万円)するわけで、「カメラと戯れる無邪気なクマの絵が撮れた」と単純に喜べない状況です。

そして球体のパーツを外してごーろごろと転がして遊んでいると……

パカッと半分に割れてしまいました。もうめちゃくちゃ。

そして割れた半球は無残にも雪原に転がされてしまいました。ホッキョクグマにとってはただの遊び道具ですが、人間からすると高価な機材なのでハラハラしてしまいます。しかし幸運だったのは、ドキュメンタリー班が別の機材を用意していたため、ホッキョクグマの破壊行動も含めて番組を作ることができたことでしょう。

めちゃくちゃに破壊されてしまったカメラの方も何とか壊れる前に役目は果たし、ホッキョクグマに肉薄したこんな映像を撮ることに成功していたようです。どんなに技術が進歩しても、やはり野生の動物の力にはまだまだ及ばないようですね。

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in 生き物, Posted by darkhorse_log
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