レビュー

「TeraStation」のHDDが故障したので新しいHDDと交換してみました


GIGAZINEではファイルサーバーとしてビジネス用のNASである「TeraStation」を運用していますが、内蔵されているHDDの1つが故障してしまったため、交換用HDDを購入して取り替えることになりました。

HDDを交換する機会はあまりないかもしれませんが、交換用HDDさえ手に入れば、非常に簡単に取り替えることができるようです。

というわけで、実際の故障と交換の様子は以下から。
RAID 6対応 4ドライブ搭載 TS-XHL/R6シリーズ | BUFFALO バッファロー

ある日突然、中のHDDが故障したHDDが故障したGIGAZINE編集部の「TeraStation」。普段はディスプレイの表示が青いのに、なぜか真っ赤な画面が表示されています……。


「4:broken」と表示されています。どうやら4台搭載されたHDDのうち4番機が故障してしまったようですが、非常に分かりやすいですね。


中を見てみると、HDDの横にあるランプが、4番だけ赤く点灯しています。


さっそく4番機を取り出します。


これが4番のHDD。当たり前かもしれませんが、見た目では壊れている部分は判別できません。


正規のカートリッジ付き交換用HDD「OP-HDシリーズ」は高いので、中身の交換用HDDだけを購入することにしました。HDDに記載されている型番で検索し、該当する製品を購入します。今回はSeagateのST32000542AS。


「価格.com」に該当製品がありました。最安値は7980円(税込)。


注文してから3日で新しいHDDが届きました。厳重に緩衝材が敷き詰められています。


これが本体。


パッケージの裏側に保証書が貼ってあります。間違って捨てないようにしましょう。


手前が新品で奥が故障したもの。故障したHDDは台座がくっついたままです。


HDDの裏側。左の故障したHDDから台座を外して、右の新品に付け替える必要があります。


ネジは写真に見えている4つだけですが、かなりしっかりと留められており、精密機器用のドライバーでは回すことができませんでした。大きめのドライバーが必要です。


ネジを4つとも外すと、台座はあっさり取れます。


TeraStationのHDD用台座。


裏側。


新品に台座を付けます。


外したときと同様に、今度はネジを締めていきます。


装着完了。これで交換の準備ができました。


TeraStationに台座を装着したHDDを差し込みます。


カバーを閉めると、右側にある「FUNCTION」スイッチを押せという画面に切り替わりました。


「FUNCTION」スイッチを押して、待つこと約5分。HDDのチェックが完了し、画面が元の青色に戻りました。これにて交換作業完了です。


HDDの交換自体は簡単にできますが、突然の故障でデータが失われてしまうと元に戻らない可能性もあるので、バックアップなどの準備は常に万全に整えておく必要がありそうです。

2010/11/29 追記


読者から「RAIDのリビルドに要した時間はどのくらいか」という質問があったので、追記します。今回のリビルドは以下のような時間で行われました。

11月25日(木)午前10時22分 交換用HDD挿入
11月26日(金)午前8時54分 リビルド完了

HDDのチェック自体は5分ほどで完了しましたが、リビルドには「23時間28分」かかっています。今回は構成はRAID10で全体の容量が1.9TBという状況でした。リビルドに非常に長い時間がかかりましたが、1.9TBという大きな容量のデータを再構築したためと思われます。

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in レビュー,   ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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