花畑牧場の生キャラメルとチョコレートを染み込ませた「天地のラスク」を「コパン」などと食べ比べてみました

花畑牧場から「天地のラスク 生キャラメル」「天地のラスク 生キャラメルチョコレート」が新たに発売され、全国のコンビニエンスストアで購入できるということで、早速買ってきました。

コンビニのお菓子としては非常に高額な1箱500円(税込)という強気の価格ですが、普通のラスクとはどれほどの違いがあるのでしょうか。食べ比べてみることにしました。

というわけで、「天地のラスク 生キャラメル」「天地のラスク 生キャラメルチョコレート」の実際の味と見た目は以下から。田中義剛が牧場長をつとめる北海道・十勝 花畑牧場：天地のラスク 生キャラメル・生キャラメルチョコレート

こちらが「天地のラスク」の外箱。左が生キャラメル、右が生キャラメルチョコレートです。

箱の上部。ここにあけくちがあります。

側面には商品の紹介。

北海道産小麦を100％使用しているとのこと。「しみ込み系」とは珍しい呼び方ですが、「しみチョココーン」のような感じでしょうか。

原材料表示。内容量は100gとのこと。こちらは「生キャラメル味」のほうですが、名称は「チョコレート菓子」となっており、ココアパウダーが原材料に入っています。

生キャラメルチョコレート味。同じく内容量は100g。ともに冬季限定商品のようです。

外箱を開封すると、中にはさらに袋が入っていました。

袋の下には花畑牧場のリーフレットが入っていました。

内容は生キャラメルの紹介でした。

ベストラインナップ。

2種類とも皿に盛りつけてみました。かなり甘いキャラメルの香りが広がります。

こちらは断面。かなりたっぷりと生キャラメルが染み込んでいるのが分かります。食べてみると、従来のラスクのイメージと違って、しっとりとした感じの食感。味としては生キャラメルというよりホワイトチョコレートに近いような気がしますが、濃厚な味わいの中にほんのりミルクの香りがあります。

生キャラメルチョコレート味。こちらもたっぷりとチョコレートが染み込んでおり、ラスクっぽくないものの、たしかに「しみ込み系」という表現にうなづける食べ物となっています。

今回、比較対象として購入したのはコンビニで簡単に買えるラスク風のお菓子「コパン」です。左がメープルシロップ味、右が新発売のココア味で、それぞれ税込126円。

コパンの裏側。「この冬限定のおいしさ、ココア味。一緒に食べるあのコはこの冬限定じゃ困るけど…。」など、読んだ人間をちょっと複雑な気持ちにさせてくれる「コパンのひと言ノート」が載っています。

メープルシロップ味の原材料表記。コパンは1袋47gで、内容量は「花畑牧場 天地のラスク」の半分ぐらい。

こちらはココア味。

コパンもお皿に開けてみました。色味は「天地のラスク」よりも鮮やかな感じです。

メープルシロップ味の断面。持ってみると、天地のラスクと比べてだいぶ軽いことが分かります。食感がカリっと軽く、ラスクっぽい感じがします。メープルシロップの強い香りのわりに甘さは控えめ。口どけと一緒にバターの味わいが広がります。

ココア味の断面。天地のラスクと違うベクトルのチョコレートスナックという感じで、カリカリ軽い口当たりと控えめな甘さの食べやすい仕上がり。チョコレートの味は強くないので、軽いお菓子がほしいときにちょうどいい感じ。

さらにもうひとつ、比較対象として用意した「バターラスク(若山製菓)」(税込368円)。近くのスーパーで売っていた品です。

バターラスクの原材料表記。

それぞれ重さを計ってみました。まず、それぞれのラスクを盛りつけたお皿が417g。

「天地のラスク」は624g、皿の重量を抜くと207g程度です。生キャラメル味と生キャラメルチョコレート味の2箱を一緒に盛りつけたので、重さは表示通り(各100g)です。

コパンは表示が511gで、ラスクは94g程度。こちらもメープルシロップ味とココア味を合わせた重さ。

バターラスクは585g、つまりラスク自体は168g程度。1袋での重さなので、量としてはバターラスクが最大ということですね。

バターラスクの断面。上から半分くらいまで染み込んだバターペーストは、甘さがかなりしっかりしています。コパン同様カリカリの食感ですが、甘味が強い分食べ応えがあり、1人で1袋食べきるのは難しい感じ。

天地のラスクは、ラスクという名前がついているものの、ラスクのイメージとはかなり違う食べ物でした。コパンやバターラスクと比べると、香りと味にはっきりとした違いが感じられ、値段の違いはうなづけます。しっとりとした食感と濃厚な甘さを求める人は、一度試してみてもいいかもしれません。