鷹の爪団「吉田くん」に暴言を吐いてもらい、VOCALOID2「猫村いろは」にニャンニャン歌わせてみた
本日10月22日発売のVOCALOID2の新キャラ「VOCALOID2 猫村いろは」や入力文字読み上げソフトの「VOICEROID+ 鷹の爪 吉田くん」、さらに11月12日発売予定の「VOICEROID+弦巻マキ」を一足先に試す機会があったので、思う存分歌わせたりしゃべらせたりしてみました。
サンリオの「ハローキティといっしょ!」とのコラボで実現した「VOCALOID2 猫村いろは」は、キティちゃんが大好きなキティラー「猫村いろは」の声をイメージ。「VOICEROID+鷹の爪 吉田くん」は、言うまでもなく「秘密結社鷹の爪」の吉田くんの声。いかにも吉田君っぽいセリフから、吉田くんなら死んでも言いそうにないことまで、いろいろと言わせて楽しむことができます。
ムービーやスクリーンショットは以下から。VOCALOID2 猫村いろは - VOCALOID2
VOICEROID+ 鷹の爪 吉田くん - 入力文字読み上げソフト
VOICEROID+ 弦巻マキ - 入力文字読み上げソフト
「VOCALOID2 猫村いろは」は、音域の広さとキレイな発声を追求して制作したリズムにも忠実なVOCALOIDで、「素直にきちんと歌ってくれる性格」とのこと。
イメージキャラクターはサンリオ×萌え系イラストレーターの異色コラボで話題の「ハローキティといっしょ!」から、イラストレーターokamaさんによるデザインです。
初回版特典のCD。
収録曲は「翼」と「Abbey Fly」、ジャケット裏面に歌詞が載っています。
CDはレコードっぽいデザイン。レコードの溝やモアレっぽいところまで再現されていて、こういったノベルティでもらえるものとしてはかなり凝っています。
VOCALOID2の編集画面はこんな感じ。ピアノロール形式で楽譜が読めない人でも簡単に入力できます。
というわけで、さっそく「猫村いろは」はどんな声なのか、聞いてみましょう。
YouTube - 「VOCALIOD2猫村いろは」の声はこんな感じ
歌詞を入れて歌わせるとこんな感じ。
YouTube - 「VOCALOID2猫村いろは」にニャンニャン言わせてみた
歌詞は一音ずつ入力する方法のほか、「ジョブ」メニューから「歌詞の流し込み」を選ぶと、一気に入力することもできます。
こんな感じ。
日本語で歌わせるとこんな感じ。最大16パートまでの合唱も可能とのことなので、3パートで合唱させてみました。
YouTube - 「VOCALOID2猫村いろは」に「仰げば尊し」を合唱させてみた
以上3つの動画は、すべて編集部で音符や歌詞を打ち込んだだけ、いわゆる「非調教」な状態の「猫村いろは」の歌声なのですが、「調教」次第では人間かと思えるくらいまで精度を上げることが可能とのこと。サンプルムービーは以下から。
YouTube - 「VOCALOID2猫村いろは」が歌う「Clepsydra」「信濃川」「翼」
続いて10月22日発売の「VOICEROID+ 鷹の爪 吉田くん」と11月12日(金)発売予定の「VOICEROID+弦巻マキ」を一足先に試してみましょう。
「VOICEROID+ 鷹の爪 吉田くん」のパッケージはこんな感じ。「秘密結社鷹の爪」の吉田くんの声を元に制作された入力文字読み上げソフトです。
インストーラも吉田くん仕様。
ちなみに「VOICEROID+弦巻マキ」のインストーラは弦巻マキ仕様になっています。なお、弦巻マキというのはMusic Makerのイメージキャラクター「jamバンド」のギター担当のキャラで、中の人はゲームなどで人気の声優民安ともえとのこと。
「VOICEROID+弦巻マキ」と「VOICEROID+鷹の爪 吉田くん」のデスクトップアイコンはこんな感じ。
これは「弦巻マキ」の起動直後の画面。ここにテキスト入力して「再生」をクリックすれば、弦巻マキが読み上げてくれます。
さっそく何かしゃべらせてみましょう。
YouTube - 「VOICEROID+弦巻マキ」の声はこんな感じ
思う存分、好きなことを言わせたい放題です。
YouTube - 「マキが例えてあげる」、よどみなく例えまくる「VOICEROID+弦巻マキ」
こちらは「VOICEROID+鷹の爪 吉田くん」の編集画面。「レオナルド博士」ことレオナルド・デカ・ヴィンチもカメオ出演しているようです。
吉田くんの声はこんな感じ。フレーズ調整など何もしていない状態でこの再現度は、ファンも納得なのではないでしょうか。
YouTube - 「VOICEROID+鷹の爪 吉田くん」を使って吉田くんに謝罪してもらいました
YouTube - 「VOICEROID+鷹の爪 吉田くん」:そんな装備で大丈夫なのか聞いてみた
調子に乗っていろいろと語らせてみました。フレーズ未調整なので若干なまっているように聞こえる部分もありますが、きっと島根弁なのでしょう。
YouTube - 吉田くん:「あれは、今から36万...いや、1万4000年前だったか.....」
しかし、あるフレーズを読ませようとしたところ、エラーメッセージが出てしまいました。
どうやら「死」という漢字はNGワードになっている模様。NGワードを入力すると、「もっと大人になってください」と、吉田くんにたしなめられてしまいます。
ひらがなで入力すればOKでした。ほかには一体どんな単語がNGワードとなっているのか、気になるところです。
YouTube - 「VOICEROID2+鷹の爪 吉田くん」:ここで死ぬ運命ではない
ちなみに「VOICEROID+弦巻マキ」にはNGワードは無いようで、同じセリフを漢字のまま読ませることができました。
YouTube - 「VOICEROID+弦巻マキ」に吉田くんと同じセリフを読ませてみた
ただし、「運命」を「さだめ」とは読めないようなので、編集画面下の「辞書登録」ボタンから、読みを登録してみましょう。
こんな感じの辞書編集画面が開くので、「新規登録」をクリックします。
ここで表記や読み、アクセントを設定すればOK。
「運命」を「さだめ」と読ませることができるようになりました。
YouTube - 「運命」と書いて「さだめ」と読むことを覚えた「VOICEROID+弦巻マキ」
「吉田くん」の方にもトリッキーな読み方を含むそれっぽい文章を書いて、辞書登録機能を使ってみました。まずは辞書登録前に普通に読ませた場合の吉田くん。ちょっと何を言っているのか意味不明ですね。
YouTube - 「VOICEROID2+鷹の爪 吉田くん」:辞書登録前の読み上げ
「吉田くん」の場合も「弦巻マキ」と同様に、表記や読みを入力し、単語を辞書に登録します。例えば「不運」と書いて「ハードラック」、「強敵」と書いて「ライバル」と読ませるような、少年漫画のふりがなにありがちな読みも設定可能というわけです。
必要なボキャブラリーがそろったところ。
いざ、再生。意味不明でなくなった……かどうかは別として、登録された特殊な読み方の単語をすらすらとよどみなく読んでいます。
YouTube - 「吉田くん」が少年漫画風のイレギュラーな読みをマスターしたところ
「VOCALOID2 猫村いろは」、「VOICEROID+ 鷹の爪 吉田くん」はそれぞれ希望小売価格1万5750円(税込)で本日10月22日(金)発売、「VOICEROID+弦巻マキ」は2010年11月12日(金)発売となっています。
VOCALOID2 猫村いろは - VOCALOID2
VOICEROID+ 鷹の爪 吉田くん - 入力文字読み上げソフト
VOICEROID+ 弦巻マキ - 入力文字読み上げソフト
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