初開催の「東京国際アニメ祭 2010秋」、出展全ブースの様子を一覧紹介
アニメ業界最大級のイベントといえば、例年3月に東京ビッグサイトで行われている「東京国際アニメフェア」ですが、業界内からは「番組改編期、かつ年末年始の映画宣伝時期と重なる秋に展示イベントを」と秋にも展示会の開催が待ち望まれていたそうです。
そんな声に押されるように、今回から開催されるのが「東京国際アニメ祭」です。秋のアニメイベントとして定着するのかどうなのか、まず第1回の様子を取材してきました。
全ブースの様子は以下から。
東京国際アニメ祭 2010秋
http://tiaf.jp/
会場は秋葉原UDXビル2FのAKIBA SQUARE。
開催は10月22日、23日で、訪れた22日はビジネスデーだったので、海外からのバイヤーの人などが多く訪れていました。23日はパブリックデーで一般の人も入場できます。
入口すぐにあったサンライズの3ブース。10月30日からepisode2のイベント上映が始まる「機動戦士ガンダムUC」、現在絶賛公開中の「機動戦士ガンダム00-A wakening of the Trailbrazer-」、11月6日からイベント上映される「ボトムズフェスティバル」。それぞれのPVが交互に流れていました。
こちらは「ヒピラくん」「.hack//Quantum、マジンカイザーSKL、コイ☆セント」「いばらの王-King of Thorn-」の3つ。このうち、「.hack//Quantum」など3作品は「ANIME FES. "VS"」というイベント上映形式で、11月27日から上映が行われます。
東京国際アニメフェア2010では3D体験シアターで流れていた「ヒピラくん」は、5話収録のDVDが12月22日に発売となるそうです。
東映アニメーションの2ブース、「デジモンクロスウォーズ」と「映画ハートキャッチプリキュア!」。
「デジモンクロスウォーズ」はデジモンシリーズ第6作目で、火曜19時27分からテレビ朝日系列で放送中。近年、ゴールデンタイムではごく一部の長寿アニメを除くと新作が放送されることはありませんでしたが、またアニメタイムが蘇るのでしょうか。
「映画ハートキャッチプリキュア!花の都でファッションショー…ですか!?」は10月30日ロードショー。映画の予告が流れ始めたのはかなり前で、その時点ではまさか映画が公開されるころには4人のプリキュアが揃って戦っているとは思いませんでした。
11月11日にはゲーム「こえであそぼう ハートキャッチプリキュア!」も発売になります。
アニプレックスブースでは、10月からの新番組4作品のPVを流していました。
「おとめ妖怪ざくろ」は11月24日にDVD第1巻が発売となります。
「STAR DRIVER 輝きのタクト」は11月26日にBD&DVD第1巻が颯爽登場。
「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」は12月22日にBD&DVD第1巻発売。
「咎狗の血」も12月22日、DVD第1巻発売。
竜の子プロダクションブース。
10月から放送中のミニアニメ「たちゅまる」をアピールしていました。ちなみに、放送は読売テレビ(関西地区)のみだそうです。
8月にはマクドナルドのハッピーセット「スマイルポンプ」ともコラボしました。タツノコヒーローたちが可愛くアレンジされています。
プロダクションI.Gブース。
今、Production I.Gといえば「戦国BASARA」。映画化も決定しており、その人気は衰えを知らないようです。
これまでに発売されたBASARAのコラボグッズが展示されていました。ずいぶん色々と出ているんですね……。
ベストセラーをアニメ化した「もしドラ(もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら)」の制作も行っています。放送は2011年3月から。
「劇場版BLEACH 地獄篇」ブース。
「BLEACH」の劇場版アニメ第4弾で、12月4日公開です。
狛村左陣ぬいぐるみ。今回の映画での活躍はあるのでしょうか。
「テニスの王子様OVA」ブース。「テニスの王子様」はアニメ化10周年を迎えており、2011年1月22日・23日に武道館で「テニプリフェスタ2011 in 武道館」の開催が決定しています。
「爆丸-BAKUGAN-」。
ホビー玩具として全世界でヒット中の商品。もちろん、テレビアニメもあります。
主人公・ダンが中心のバトルブローラーズ。
バトルブローラーズと戦いを繰り広げるHEX。
「爆丸」は玩具、カードゲームが結びついており、それに使用するカードをDVDやCD、菓子、イベントノベルティ、雑誌付録として同梱するという連動が行われています。
「毎日かあさん」ブース。西原理恵子の新聞連載漫画を原作としたアニメで、2011年2月25日には小泉今日子と永瀬正敏が主演の実写映画が公開となります。
「ファンワークス」のブース。
12月18日から映画「チェブラーシカ」(同時上映:くまのがっこう ジャッキーとケイティ)の公開が控えています。
livedoorネットアニメで公開中の「モフ★モフ」と、金曜ロードショー直後に流れている「ちーすい丸」。
天野喜孝さん原作、「やさいのようせい/N.Y.SALAD」。10月24日は杉並アニメーションミュージアムに芽キャベツくんがやってくるとのこと。
10月16日から公開されている映画「おまえうまそうだな」ブース。秋葉原UDXビル4Fにある東京アニメセンターではちょうど「おまえうまそうだな」特集をやっています。
「ANIMAX」ブース。10月から放送中の「アイアンマン」が流れていたほか、アイアンマンと同じマーベルコミックスの「ウルヴァリン」が2011年1月に放送されるという情報も。
出展しているのはアニメーション制作会社やアニメ作品だけではありません。ここは「東京国際アニメフェア2011」ブース。
10代目公式キャラクターは、やなせたかしさんデザインの「アット君」。
2011年3月24日~27日に東京ビッグサイトで開催されます。
声優事務所「81プロデュース」もブースを出展。BS11で放送している「週刊コミックTV コミソンタイム」のPRをしていました。
「アニソン紅白」のメインスポンサーを務めている「キングラン・アニメイジア」のブース。
キングランはカーテンのリースを主軸に行っている会社ですが、アニメイジア事業部ではアニメを用いて日本とアジアを結ぶビジネスを構築しています。
「映画専門大学院大学」は、映像ビジネスのプロデューサー育成を目的とした大学院大学。プロデューサー養成に特化した大学院は日本初だそうです。
フロントメディアの「ケータイ動画QTVビデオ」ブース。
QTVビデオは日本最大級のケータイ動画サービスだそうで、アニメ、映画、ドラマなど3000タイトル以上の動画を配信しています。アニメであれば、作品によっては放送後48時間でモバイル向けに配信しているものもあるそうで、数多くの作品が無料配信されています。
ここからは海外出展者のブースを紹介。「Dongwoo Animation Co.,Ltd.(同友アニメーション)」ブース。2005年に放送されたアニメ「アニマル横町」をぎゃろっぷと共同制作したほか、オリジナル作品も多数制作しており、現在、韓国のアニメーション業界をリードする存在なのだそうです。
「フィッシュ&チップス」ブース。
「中華人民共和国文化部」ブース。アニメフェアでもお馴染みですね。
そして、各種配布物。
目立っていたのは日刊スポーツの号外で、11月5日からの新企画「アニ★グラ」を特集していました。「アニ★グラ」では月曜・阿澄佳奈さん、火曜。bambooさん、水曜・小林ゆうさん、木曜・豊崎愛生さん、金曜・平野綾さん、土曜・浅野真澄さん、日曜・堀江由衣さんと、人気声優らが日替わりで紙面を飾ることになるそうです。
アニメフェアのビジネスデーと同じような印象を受けた「東京国際アニメ祭」ビジネスデーでしたが、事前に期待していたほどの新作情報が公開されていたわけではなく、今回は様子見なのかな?という感じもありました。ただ、海外バイヤーさんや取材陣の姿は多く見かけたので、イベントの第1回としてはこんなものなのかも。
なお、パブリックデーの23日には特設ステージで「天体戦士サンレッド監督トークショー」が行われ岸誠二監督が登壇するほか、「アニメの音響制作 手法と効果」として神南スタジオ代表取締役の藤山房伸氏の講演もあります。また、事前登録が必要ですが、4階のUDXシアターでは粟津順監督と角南一城プロデューサーを招いての「プランゼット製作秘話 上映会&トークショー」と、Ankama Japanによる「フランスのアニメーション企業」という2つのシンポジウムが予定されています。14時30分からは映画「いばらの王」の上映会と片山一良監督トークショーも行われる(これも事前登録が必要)ので、気になる人は足を運んでみて下さい。
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