青い空・白い雲・パラシュート、総火演の華「空挺降下」の絵になりすぎる感動的な光景
特に軍事や兵器に興味はないという人でも、たまたま遠くから見かけると「おおっ」と感嘆してしまうのが、空挺降下(エアボーン)訓練ではないでしょうか。
ヒーローはいつもパラシュートで降りてくる、というわけではありませんが、「史上最大の作戦」や「遠すぎた橋」といった映画の影響でパラシュートに思い入れがあるという人も、そうでない人も、「なんだか良いものを見た」という気になれる絵になる光景を、好天にめぐまれた陸上自衛隊の富士総合火力演習では間近に見ることができました。
詳細は以下から。この日は快晴、しかも空挺降下が行われるのは正午近い時刻ということもあって、まぶしい日差しのなか頭上を飛ぶヘリを、肉眼ではなかなか見つけられませんでした。
スクリーンではパラシュート降下前の機内の様子が紹介されていました。
パラパラと、虚空から突然生まれ落ちたかのように、白いパラシュートが目に飛び込んできます。
空挺降下を行うのは陸上自衛隊唯一の空挺部隊である第1空挺団の隊員たち。その道を志す人にとっては、あこがれのエリート集団のようです。
宙に身を投げた隊員たちは20秒ほど自由降下し、上空約900mで落下傘が開くそうです。
動画は以下から。
YouTube - 富士総合火力演習、第一空挺団による空挺降下
空を背にしても雲を背にしても、絵になります。
移動する航空機から次々に降下するため、時間差で開いたパラシュートがふわっと階段状に並びます。
映画で見たような光景。
絵に描いたような夏の雲が出ていました。
実際の任務では、このように白昼堂々と降下することはないのかもしれません。
ゆっくりと地上へ近づきます。
着地。
空気でふくらんだパラシュートをたたむのは意外と大変な作業のようですが、敵地にパラシュートを放置するわけにはいきません……。空挺隊員はベッドメイキングなどが得意になるのでは、と思ってしまいました。
YouTube - 総火演の空挺降下、パラシュート着地後
6人の隊員が無事降下を終え、総火演の前半「前段演習」の最後を飾りました。
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