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同人作家の実態を探るアンケート、20代が最多で半数は30冊未満の売れ行きという結果に


夏冬に行われる世界最大の同人誌即売会「コミックマーケット」や、特定のジャンルに特化した「オンリーイベント」と呼ばれる同人誌即売会などで自分の描いた同人誌を売る、同人作家と呼ばれる人々を対象にアンケートを取ったところ、非常に興味深い結果となったことが明らかになりました。

同人作家の年齢分布は20代が最も多く、およそ半分は1度の同人誌即売会で30冊以下の売れ行きにとどまっているそうです。

詳細は以下から。
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この記事によると、「NINJA TOOLS」上で絵師およびイラストレーター約4000人に対して、絵の描き方や利用しているツール、同人活動などを詳細に掘り下げた「イラスト・漫画に関するアンケート調査」が行われたそうです。

これがそのアンケート結果。男女比の項目は女性が78%と圧倒的です。


続いては年齢層。20代が41%と最多という結果になっています。40歳以上の歴戦の勇者が10%いるということにも驚かされますね……。


職業。学生が40%と最も多く、「会社員・公務員」と「フリーター・アルバイト」が21%で同率2位に。


オリジナルと二次創作(別の人物が創作したものをベースにした二次的な創作)、どちらの絵を描くことが多いのかという質問に対しては、「二次創作がメインだが、オリジナルも描く」がトップに。「二次創作のみ」という回答は9%にとどまっています。


絵を描く一番の理由は「ストレス解消やリラックス(22%)」がトップですが、「生活のため(4%)」「プロを目指すため(10%)」といった回答があるのもなかなか興味深いかもしれません。


自作のイラストや漫画を公開しているサイトがあるのかどうかという質問に対しては、そもそも「NINJA TOOLS」ユーザーへの質問であるためか、75%が「個人で運営している」と回答。


雑誌に作品を投稿したことの有無については、投稿経験者が全体の3分の1を占める結果となっており、入賞経験者(5%)や実際に作品が掲載された投稿者(13%)も。


同人誌即売会へは全体の37%が参加した経験があるとのこと。


同人誌即売会で1回あたりに売れた冊数については、30冊未満が47%を占める結果となる一方で、「1000冊以上(2%)」「500冊以上1000冊未満(3%)」「300冊以上500冊未満(5%)」という「大手」も確実にいるということが分かりますが、前者の割合がこれだけ多いのは、個人が簡単にイラストを発表できる「pixiv」などの普及もあって、同人活動への参加者が増えた結果ということなのかもしれません。

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in メモ,   マンガ, Posted by darkhorse_log

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