ASUSとAcer、そろって「高級志向のネットブック」を発売へ

ネットブックの草分け的存在「EeePC」を手がけたASUSと、ネットブック市場で高いシェアを獲得した「Aspire One」でおなじみのAcerが、そろって高級志向のネットブックを発売する意向であることが明らかになりました。

そもそも廉価さと手軽さがネットブックの強みであることを考えると、「高級志向のネットブック」というのは矛盾しているような気もしますが、いったいどのようなモデルとなるのでしょうか。

詳細は以下から。
Asustek, Acer to compete with "luxurious" netbooks in 4Q10

この記事によると、ASUSとAcerは2010年第4四半期に向けて、高級志向のネットブックをリリースするそうです。

ASUSはイタリアの自動車メーカー「ランボルギーニ（Lamborghini）」のデザインや12.1インチの液晶ディスプレイ、NVIDIAのION2プラットフォーム、そしてIntelのデュアルコアAtomプロセッサを採用した「VX6」と呼ばれるネットブックを9月～10月にかけて発売する予定とのこと。

これが「VX6」です。価格は699ドル（約5.9万円）

また、Acerもイタリアの自動車メーカー「フェラーリ（Ferrari）」のデザインを施したネットブックを発売する予定であることを関係者が明かしており、こちらは11.6インチの液晶ディスプレイやAMD社が提供するCPUとGPUを融合させた「AMD Fusion」などを採用したモデルになるとされています。

ちなみに昨年発売されたAcerのノートパソコン「Ferrari One 200」はこんな感じ。

iPadに押されて苦戦している感のあるネットブックですが、高級志向への移行で活路を見出すことはできるのでしょうか……？