映画

舞城王太郎がTwitterで小説「NECK the seventh」の連載を開始、書店では「真夏のMAIJO祭!!」も


2003年に「阿修羅ガール」で三島由紀夫賞を受賞、2004年には「好き好き大好き超愛してる。」で芥川賞候補となり受賞はしなかったものの高い評価を受けた作家・舞城王太郎。その正体は学歴・職歴などを含めてすべて非公表という覆面作家ですが、その能力は小説だけにとどまらず、映画・舞台原作、イラスト・マンガなどにまで発揮されています。

そんな舞城が、本日7月16日(金)からTwitterで小説の連載を開始することが明らかになりました。タイトルは「NECK the seventh」で、8月21日公開の映画「NECK」と関連する内容となりそうですが……。

詳細は以下から。
『NECK ネック』公式サイト
http://www.project-neck.com

小説連載が行われるのは「NECK ネック」公式Twitterアカウント。Twitterには1度のつぶやきは140文字以内という制限がありますが、舞城さんはこの難条件を知りつつも連載小説執筆を快諾したそうです。「NECK the seventh」の連載期間は7月16日から8月15日まで、基本的に1日4回(12時、15時、18時、21時)の更新が予定されています。

公開後は「NECK ネック」公式Twilogでまとめられたものを読めるほか、とぅぎゃったーなどTwitter関連サービスをフル活用するとのこと。

「NECK the seventh」のあらすじは以下のようなもの。

探偵の台無策太郎(だいぶさくたろう)は、録音技師の横溝正敏(よこみぞまさとし)の殺人事件を捜査していて、犯人と思われる照明技師の牛場健次(うしばけんじ)を深夜の東映第十八スタジオに追い詰めていた!
しかし、追い詰めたつもりだった策太郎は、実は、より深い闇へと招きこまれていたのだ!
果たして策太郎は、横溝殺しの犯人を捕まえられるのだろうか?
そして、事件の謎を解き、生還することはできるのか!?
策太郎の孤独な戦いが始まる!

独占入手した舞城先生による描き下ろしイラストはこんな感じ。


一方の映画「NECK ネック」は8月21日(土)から全国ロードショーとなります。

「怖いことを考えることによって、本当は存在しないお化けが生まれる」という仮説を立てた真山杉奈は、それを実証するために「ネックマシーン」という木箱を開発。自分に告白してきた首藤友和を箱に入れる。


しかし箱の中には何も入っておらず、怖がらせ方が違うのかも知れないと考えた首藤は「怖がらせるプロ」である人気ホラー作家・越前魔太郎に依頼することを提案する。


越前が用意したのは、かつて人形師が人形に取り憑かれ襲われるという怪奇現象が起こった人形屋敷だった……。


その中で待っていたのは「新型ネックマシーン」。


果たして杉奈たちは無事に屋敷を脱出することができるのか……?


YouTube - 『NECK』劇場予告編



ちなみにこの夏は映画の小説版を含む連作集「NECK」が講談社文庫から発刊されるのを中心に、舞城さんの著作の発刊が怒濤のペースで行われており、書店では「真夏のMAIJO祭!!」が展開される事も決定しているそうです。

NEO舞城王太郎BEGINS!|講談社ノベルス

興味がある人は、この夏どっぷりと舞城王太郎に浸かってみるというのもいいのではないでしょうか。


© 2010『NECK』製作委員会

16:16追記
小説タイトルを間違えていたので修正しました。正しくは「NECK the seventh」でした。

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in 動画,   映画, Posted by logc_nt

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