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2026年にはインドが中国を抜いて人口世界一の超大国になる見通し


インドの現在の人口は約11億人。それが2026年には14億7100万人となり中国の13億5000万人を抜き世界一となるという、最新の政府統計に基づく予想が発表されました。

すでに人口密度では中国の2.5倍以上となっているインドでさらに過密化が進むことは、現在中国に次ぐ世界2位の経済成長(経済成長率9.0%)を見せているインドの「格差社会化」を促進させ経済成長の妨げとなると懸念されています。

詳細は以下から。India to overtake China as world's biggest country by 2026, says report - Telegraph

1970年代半ばのインディラ・ガンディーによる強制避妊手術や精管切除(パイプカット)を含む厳格な人口政策が国民の怒りを受けて以来、インドでは人口増加の問題はなかなか口にすることができないタブーとなっていました。

しかし2026年には中国を抜き、2050年には16億人に達すると見られる人口増加はインドのめざましい経済成長に影を落とす難題となるだろうと、政府関係者は懸念しています。National Population Stabilisation Fund(国立人口安定化基金)のAmarjeet Singh博士による報告書では、現在11億人のインドの人口は2026年までに3億7100万人増加し、中国の13億5000万人を抜き世界一となると予想されています。

インドの過密状態を物語る数字として、インドの州の中で最も人口が多いウッタル・プラデーシュ州では、面積約23万8600km²に対し現在の人口は1億8000万人以上となっています。これは、日本の本州(面積約22万8000km²)より少し広い程度の土地に、本州の1.5倍以上の人が住んでいるということになります。また、東京23区の人口密度が1万3500人/km²なのに対し、インド最大の都市ムンバイは2万1880人/km²(2008年)というデータもあります。

Amarjeet Singh博士は、このままのペースで人口が増加し世界一人口の多い国となれば、新たに数億人の貧困層を生むことになるだろうと警告し、「今のペースで人口が増え続ければ、50年で現在の人口の2倍となり、持続可能な開発は不可能となるでしょう」と語っています。

報告書ではインドの5億人の貧困層の経済的不安定が10代の妊娠、ひいては爆発的人口増加につながっているとされています。インドの10代の少女の4人に1人が18歳の時点で妊娠しているかすでに母となっているほか、学校を中退した少女では特に10代で母となる割合が高いとのことです。

しかし、Amarjeet Singh博士のライバルたちの中には、人口増加はむしろ経済成長を支える原動力となるだろうと明るい見方をする専門家もいます。Population Foundation of India(インド人口財団)の理事で元国勢調査委員のAR Nanda氏は、「これはまったくばかげた話です。教育と健康への投資をおこたらなければ、今後25年間でインドは経済成長を支える人的資源を『収穫』することになるでしょう。爆発的経済成長が目に見えるようです」と語ります。

インドで最も影響力を持つ社会評論家の一人であるPavan K Varma氏は、インドでは毎年新たに100万人以上の技術者と、16万人の新たに資格を取った上級の技術者が誕生していることに触れ、これは人口の増加と教育への投資の増加にともないさらに増えるだろうとしています。また、教育を受ける機会やテレビを視聴できる環境の増加により、すでに人口増加には歯止めがかかっているとも発言しています。「インドの田舎では5億人以上の人々がケーブルテレビを視聴しています。テレビに映るような豊かなライフスタイルを目指すようになった人々は、子どもが1人増えるたびにその豊かな生活が遠ざかることに気付くのです」

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