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「世界人口80億人」へ2022年11月15日に到達見込み


近年、日本では人口が減少し続けていますが、世界全体の人口は増加し続けています。国連経済社会局が2022年7月に発表した「世界人口推計2022年版」では、2022年11月15日に世界人口が80億人に到達することが推定されています。

World population to reach 8 billion on 15 November 2022
(PDFファイル)https://www.un.org/development/desa/pd/sites/www.un.org.development.desa.pd/files/wpp2022_press_release.pdf


世界人口は2022年11月15日に80億人に達する見込み(2022年7月11日付 国連経済社会局プレスリリース・日本語訳) | 国連広報センター
https://www.unic.or.jp/news_press/info/44737/

世界人口デー(7月11日)に寄せるアントニオ・グテーレス国連事務総長メッセージ | 国連広報センター
https://www.unic.or.jp/news_press/messages_speeches/sg/44481/

「2022年11月15日に世界人口が80億人に達する」という推定は、2022年7月11日に公開された「世界人口推計2022年版」の中で発表されました。国連によると、世界人口の増加は緩やかになっており、2020年には増加率が1%を下回ったとのこと。世界人口は、2022年に80億人に達した後は2023年に約85億人、約2050年には97億人、2080年代には約104億人に達し2100年まで104億人前後にとどまると予測されています。

人口増加率の減衰は、多くの国々で出生率が著しく低下したことが影響しているとのこと。日本でも1970年代の第2次ベビーブーム以降に合計特殊出生率(15歳から49歳までの女性の年齢別出生率の合計)が低下し続けており、2021年には合計特殊出生率が(PDFリンク)1.30にまで低下しました。


多くの国々で出世率が低下傾向にある中、コンゴ民主共和国、エジプト、エチオピア、インド、ナイジェリア、パキスタン、フィリピン、タンザニアの8カ国では人口の増加が見込まれており、2050年までに増加する世界人口の8割は8カ国に集中すると予測されています。この人口増加に伴って、2023年にはインドが中国を抜いて世界で最も人口の多い国になると予測されています。

「世界人口推計2022年版」の発表に際して、アントニオ・グテーレス国連事務総長は「世界人口が80億人に達することは数字の上では画期的な出来事ですが、私たちの焦点は、常に『人』でなければなりません。私たちが構築しようと努める世界において、80億の人々がいるということは、尊厳のある充足した生活を送る80億の機会があることを意味します」と述べています。


なお、日本の人口に関する詳細なデータは、総務省統計局が以下のリンク先で公開しており、記事作成時点での最新版人口推計(2022年5月確定値、2022年10月概算値)によると総人口は1億2483万人です。

統計局ホームページ/人口推計
https://www.stat.go.jp/data/jinsui/index.html

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in メモ, Posted by log1o_hf

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