「Windows 8」でのアプリ配布&課金を可能にする「Windows Store」とは?

「Windows 8」社内機密資料にはいろいろと興味深いことが書かれており、中でもこの2012年リリース予定のWindows8に搭載される「Windows Store」はもうやっちまった感が満載であるものの、確かにこういう仕組みはWindowsとの相性はいいのかもしれない……と思わざるを得ないような中身となっています。
というわけで、「Windows Marketplace for Mobileですら軌道に乗っているかどうかアヤシイのに、本気でこれを実行するつもりなのか?その前に考えるべきコトがあるのでは?」と問いたくなるほど戦慄すべき「Windows Store」の詳細は以下から。
「Windows Store」というのはどういうものかというと、簡単に言えばアップルのApp StoreやGoogleのAndroid Marketと同じようなもの。

Windows Storeにあるアプリを見つける方法については「検索」が基本となっており、マイクロソフトの運営する検索サイト「Bing」の検索結果や各種サイトの検索結果、さらにWindows8自体の検索機能からもアクセス可能となっています。

Windows Storeの画面サンプル。マイクロソフトのパートナーへの誘導も可能で、さらにはソーシャルネットワークとの連携で「あなたの友達はこういうアプリが好きなようです」という機能も。

もちろんレーティングによる評価やユーザーレビューも可能。

Windows Storeからこのようにワンクリックでインストール可能、というわけ。

説明を読む限りでは購入したアプリの履歴だけでなく、アプリの設定も保存され、先ほどのリセットからの復元時も各アプリの設定は元に戻ります。つまり、Windows8では各マシンではなく各ユーザーに紐づけられる、というわけです。

これはマイアカウントのページ。購入可能な金額(事前にチャージか?)、自分のPCの一覧などを見ることができます。

ちゃんと有人によるサポートも提供されるようです。

このWindows Storeでソフトを公開するためのサインアップ画面、要するに開発者登録。

ソフトを登録するにはまずロゴを決め、公開地域やどのデバイス向けかを登録。すると現在全段階のどこに位置しているかがわかるというわけ。どうやらマイクロソフトによる審査があるようです。

これは開発者向けのダッシュボード。アプリが公開開始された日付やダウンロードされた回数のお知らせ、ユーザーの国別分布、収益のグラフ、ソフトウェアの品質レポートなどが見えます。

アプリはアップデートされるとこのような感じで通知されます。

アプリの審査に落ちた場合はサポートにコンタクトして、なぜ落ちたのかという理由や審査を通るためのアドバイスがもらえるようです。

これはマイクロソフトのパートナー用のページ。マイクロソフトのパートナーはこうやって優遇されるようです。

パートナーたちについては特典として、各ユーザーの属性に応じて、開発者側は「特別提供」といった感じで個別にいろいろと出せるという仕組みも。

で、これがパートナーのポータルサイトです。

というわけで、どうやらかなり本気でこれまで登場してきたありとあらゆるライバルの仕組みを分析して取り込み、「Windows 8」を作り込むつもりのようですが、果たして、それぞれの本家を上回るだけのクオリティに達して、追い抜き、うまくいくのでしょうか……。
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in ソフトウェア, ネットサービス, Posted by darkhorse
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