クッキーやパイに「午後の紅茶」を練り込んだ洋菓子3種類を試食レビュー

キリン午後の紅茶と森永ビスケットのコラボ商品が発売されたので、さっそく全種類買ってきて食べ比べてみました。

「午後の紅茶ストレートティー」と紅茶葉を練りこんだ「ティークッキー」と、「午後の紅茶レモンティー」を使った「レモンティーパイ」、そして「午後の紅茶ミルクティー」を加えた「ミルクティークッキー」と、「午後の紅茶」の代表的なフレーバーを使った3種類が展開されています。

詳細は以下から。森永ビスケット×キリン午後の紅茶 コラボレーションシリーズ｜森永製菓

奥から、午後の紅茶「ティークッキー」、午後の紅茶「レモンティーパイ」、午後の紅茶「ミルクティークッキー」

3種類の中で、「ティークッキー」だけ少し箱が大きめです。

側面まるごとを使って、商品のこだわりポイントを説明しています。昨年は「レモンティークッキー」と「ミルクティーパイ」が発売されていましたが、今回は紅茶の種類をシャッフルして「レモンティーパイ」と「ミルクティークッキー」になって帰ってきたようです。

原材料名はこんな感じ。それぞれ「紅茶飲料（午後の紅茶100％）」としっかり明記されています。それに加えて「ティークッキー」には紅茶葉、「レモンティーパイ」には紅茶エキス、「ミルクティークッキー」には紅茶パウダーが入っているため、食べる前から紅茶の風味が強そうな印象を受けます。

1枚当りのカロリーは「ティークッキー」が45kcal、「レモンティーパイ」が38kcal、「ミルクティークッキー」が64kcalとなっています。

この手のクッキーの箱の中やフタの裏には何かしら書かれていることが多いですが、今回の新商品は一切何も印刷されていませんでした。

「ティークッキー」は2枚×7袋、合計14枚が入っています。

クッキー表面の黒いつぶつぶは「午後の紅茶ストレートティー」にも使われているディンブラ産の茶葉。そのまま練り込まれています。

パッケージを開けた瞬間に一番強く紅茶の香りがしました。見た目からして「ムーンライト」がベースになっているものと思われるのですが、元の商品のバターの風味が弱まり、紅茶の香りがそれに取って代わっています。練り込まれている「午後の紅茶」の風味と茶葉の香りは同じ紅茶由来とはいえ、混ざり合うとちょっと複雑な味わいに。3種類の中で最も甘さは控えめだったので、「午後の紅茶」に合わせるにはちょうどいいのかもしれません。

次は「レモンティーパイ」。2枚×6袋、合計12枚入っています。

こんがり焼き上げられたパイの片面に、レモンティー風味のコーティングがされています。

焼き色の通り、パイはざくざくとしたよい歯ごたえ。このパイは「リーフィー」が元になっていると思われます。コーティングがちょっと油っぽくて口溶けが悪く、せっかくのパイのざくざく感を邪魔してしまっていたのが残念。レモン風味が強く、紅茶の風味がほとんど感じられませんでしたが、単にレモンパイとして見ればなかなかの出来栄えで、これから夏にかけてのおやつには最適かもしれません。

最後に「ミルクティークッキー」。1枚×10袋入っています。

2枚のクッキーの間にクリームがサンドされています。1枚ずつ個包装されていますが、実質これは2枚入りと言ってもよさそう。

間にはさまっているクリームはかなりこってりしていて、舌触りはオレオのクリームに似ていて、味は濃厚なミルク感があるので、結構しっかりおやつを食べたい時に向いています。紅茶の風味というよりは「午後の紅茶ミルクティー」の味や香りがかなり強く、コラボ商品としては一番分かりやすい味でした。

3種類並べてみると、どれも大体同じ大きさで、通常のビスケット商品よりもわずかに小さいように感じました。食べ比べてみた結果、「午後の紅茶」味のお菓子を求めるなら「ミルクティークッキー」、紅茶葉の入ったお菓子が好きなら「ティークッキー」、ざくざくのレモンパイが食べたい時には「レモンティーパイ」を選ぶと、ハズレがないように感じました。