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ASUSがついにiPad対抗の「Eee Pad」を正式発表、バッテリー駆動時間は10時間以上


ネットブックというカテゴリを作り上げた「Eee PC」で知られるASUSが、AppleのiPadに対抗するタブレット端末「EeePad」を発売する予定であることを同社のCEO(最高経営責任者)のJerry Shen氏が4月に明かしていましたが、ついに正式に発表されました。

12インチモデルと10インチモデルの2種類がラインナップされ、Core 2 Duoプロセッサなどを搭載しているほか、バッテリーで10時間以上の駆動を実現しています。

詳細は以下から。
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このプレスリリースによると、ASUSは「Eee PC」から始まった「Eee」シリーズの最新モデルとして、タブレット型端末「Eee Pad」を開発したそうです。「Eee Pad」は12インチのタッチパネルを搭載した「Eee Pad EP121」と10インチのタッチパネルを搭載した「Eee Pad EP101TC」の2機種がラインナップされています。

「Eee Pad EP121」


「Eee Pad EP101TC」


気になるスペックですが、「Eee Pad EP121」はIntelのCULV版Core 2 DuoプロセッサやWindows 7 Home Premiumを採用したモデルとなっており、電子メールや予定表の確認、ビデオ会議、Microsoft Word やExcelでのドキュメント作成などをシームレスに実行できるマルチタスク環境が提供されるほか、ドックを利用してキーボードを外付けすることで、快適な文字入力を利用することも可能。バッテリー駆動時間は10時間以上とのこと。

そして10インチモデルの「Eee Pad EP101TC」はARMベースのプロセッサを搭載しており、OSにWindows Embedded Compact 7を採用。重さは675グラムで厚さは12.2mmという、薄型モデルとなっています。


ASUS Eee Pad official: Intel CULV processors, Windows 7, and a 10-hour battery life -- Engadget

ASUS Eee Pad EP101TC and EP121 preview -- Engadget

なお、これらの記事によると「Eee Pad」は2011年第1四半期にリリースされる予定となっており、価格は「Eee Pad EP121」が499ドル(約4万5700円)で「Eee Pad EP101TC」は399ドル(約3万6500円)となる予定。

AppleのiPad(左)をEee Pad(右)と並べてみたところ。


いずれのモデルも試作品が展示されていたものの「かろうじて動作している」状態にとどまるものであり、「Eee Pad EP121」はOSが起動していなかった上に、「Eee Pad EP101TC」もOSが起動していたものの、インターフェースに不完全な部分が多かったとされており、まだまだ開発の途中である模様。ちなみに「Eee Pad EP101TC」はCPUにNVIDIAのTegraプロセッサを搭載しているとされています。

「Eee Pad EP101TC」の画面。


なかなか悪くありませんが、製品版ではどのようなインターフェースになるのでしょうか。


ドックとキーボード


ドックの裏側には拡張端子があります

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in モバイル,   ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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