取材

これがレースの舞台裏、競馬場のパドックや専用通路などをのぞいてみました


東京競馬場に来る人は当然ながら競馬を見に来ているわけですが、そのレースを成立させるためにいろいろとその裏側では多くの人が働いているわけです。聞いてみたところ、おそらく何もかも含めると1000人ぐらい、JRAの職員だけでも100人ほど、大きなレースの日には近くの競馬場などから応援を呼ぶこともあるので総合計で厳密な人数というのは考えたこともないのでよくわからないが、とにかくいっぱいたくさん山ほどいる、とのこと。

というわけで、招待されて観戦するつもりなどさらさらなく、あっちこっち撮影しまくった挙げ句の果てに、普段は入れないような場所にも連れて行ってもらいました。

詳細は以下から。
馬主や関係者用の地下通路ですが、直線なのにあまりにも長くて端が見えない錯覚に陥りそうです。ここを通って行きます。


レースが終わったあとに後検量を受ける「検量室」。


番号は到着順位ごとになっています。


この検量室の様子は「ホースプレビュー」からガラス越しに一般の人も無料で見ることができます。今回はこのガラスの内側に入ったわけです。


ここはパドック


上から見ると小さく見えますが下に立つと結構広い


ムービーで見るとこんな感じです。

YouTube - 東京競馬場のパドック


選手控え室などのあるところから見学。


馬と同じ地平に立って見るわけなので、受ける印象が全然違うのがオドロキ。


普通はこのようにしてパドックは上から見下ろすわけですが、可能な限り同じ地平に立った方がおもしろいです。


よく見てみるとパドックの周囲にいろいろと応援の幕などが。


ムービーで見るとこんな感じ。JRAの中の人に聞いてみたところ、この応援幕は厩舎・騎手・馬を応援する人が自主的に作っているもので、基本的にどこに幕を掲げるのかというのは先着順で、手続きは各競馬場ごとに少しずつ違うそうですが、基本的には2階にある応援幕の受付をしている整理本部に行って横断幕掲示許可願書に必要事項を記入し、許可を得たら張るという流れのようです。気合いの入った幕を作ってくる人やグループはその幕を少しでも目立ついい位置に張り出すためにがんばって早朝からやってくるとのこと。

YouTube - 東京競馬場、パドックの応援幕


パドックから検量室などへつづく地下道の部分。ホースプレビューの前を通る場所です。


と言っている側からパドックを先導する白馬が登場。

YouTube - パドックを先導する白馬


ここに馬がつながれていたらしい


この地下道は2キロもあるそうで。


あまりにも長いため、東京競馬場のスタッフはこのように自転車で移動します。チャリチャリー♪


検量室の前には報道陣。ここでインタビューなどを行います。


よく見るとあっちにもいますね


パドックの側にある選手控え室内には騎手の体重を測定する場所があります


競走時に馬が背負うことになる騎手や鞍などを合わせた重さのことを「斤量」と呼び、適正な重さになっていない場合はここにある金属のおもりをポケットに入れたり、馬の鞍に入れたりして調節します。重さが1キロぐらい軽くなると1馬身ぐらいは有利になるため、競走終了前の検量結果よりも、競走終了後の検量結果があまりにも軽くなっている場合には不正と見なされ失格になる場合も。


これが選手控え室の中。レース中は選手が控えていて入室できないため、全レース終了後、撮影のために入室させてもらいました


ここからパドックに行くわけですね


妙に雰囲気があります


各騎手の帽子などは基本的に中身の色は同じで、その上からこのようにして色をかぶせていくという仕組み


これは全レース終了後にパドック内で行われているイベント。昼間に予想した内容が当たっているかどうかをゲストがここで発表しています。こういうイベントを行うことで、観客が一斉に帰らないようにして、できるだけ混雑を防いでいるそうです。さりげないイベントや場所、モノなどにも工夫が凝らされているというのが面白い。


なお、これは帰りに偶然発見した「馬匹車」(ばひつしゃ)。


中にレースを終えた競走馬がいるはずです。

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in 取材,   動画, Posted by darkhorse

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