日々革新を続ける業務用食品業界をたたえる賞いろいろ


先ほど紹介した「食品ヒット大賞」は一般に流通する商品向けの賞でしたが、業務用の食品に対しても同じように賞が設けられていました。

業務用加工食品ヒット賞、新技術・食品開発賞、そして日食優秀食品機械資材・資材賞と3種類の賞があり、いろいろな角度から今の「食」を支えている企業を表彰するものとなっていました。

詳細は以下から。「業務用加工食品ヒット賞」は和食部門から見ていきます。


味の素・「本造り」だしパック」はパックを鍋に入れて煮出すだけでおいしいダシが取れるもの。


マルイの「あらぎりわさび」はそのまま肉や魚につけて食べるのがおすすめらしい。なんだかたこわさのわさび部分だけをぎゅっとパックしたような見た目。


ミツカンの「地鶏しおちゃんこ鍋」と、パウチから絞り出すだけで普通の鍋がコラーゲン鍋となる「コラーゲン入りジュレ 鍋用トッピング」


洋食部門。


クリームやバターの代わりに豆乳でコクを出したデルモンテ 豆乳でつくったコーンスープ


キユーピーのヒアロジュレはデニッシュなんかにのっかっているゼリー状のデコレーションなどに使われているものです。


チーズの主成分である乳脂肪を植物脂におきかえて良質なタンパク質を乳化させたスティリーノとチーズをブレンドした「チーズ&スティリーノ シュレッド」


中華部門


富士食品工業株式会社拉麺だれシリーズ。食欲をそそる名前がずらり。


ジーエスフードのラーメンコショー。袋は壮絶な量


テーブルマーク株式会社の繁盛飲茶シリーズ


給食・総菜部門


大冷の楽らくクックシリーズ。解凍する手間をカット、そのまま調理できる魚です。


ニチレイフーズの豆腐のふんわり天シリーズ


ヤヨイ食品の介護用食品「SOFLI(ソフリ )


業務用加工食品ヒット賞は、過去に業務用「ほんだし」が受賞したこともあるようです。


新技術・食品開発賞の受賞作品も展示されていました。


選考概要はこんな感じ。


今年はこれらの商品が受賞しました。


ヒガシマル醤油の「ヒガシマル揚げずにシリーズ」


J-オイルミルズの「長調得徳


プレーンヨーグルトの「恵」などは内臓脂肪が減るというガセリ菌SP株が使われています。


「新技術・食品開発賞」はトロフィーが授与されるようで、なんだかそれっぽい形のものとなっていました。


食品業界をサポートするすべての業界を対象とした「日食優秀食品機械資材・資材賞」。


選考基準はこんな感じ。


CASという特殊な冷凍技術米粉の製粉システムなど、食を作り出す技術がずらり。


盾はピクトグラムがずらずら並んだシュールなデザイン。


業務用ということでぱっと見は無骨なものが多いですが、どれも「お、便利かも」と思う点のあるアイテムばかりで、受賞理由がきちんと分かって大変おもしろい展示となっていました。「FABEX 2010」を俯瞰(ふかん)するのにはうってつけの内容ではないかと感じました。

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in Posted by darkhorse_log

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