これで「圏外」は解消か、KDDIが家庭に設置できる超小型の携帯電話基地局を導入へ

人口が密集しており、基地局がしっかり整備されているはずの都市部であっても、地下街や高層マンションといった場所や、1つの基地局がカバーするユーザー数が多すぎる場合に、携帯電話が「圏外」あるいは通信しづらい状況になることがありますが、KDDIが家庭に設置できる超小型の基地局を導入することが明らかになりました。
詳細は以下から。
携帯電話、家庭に超小型基地局を導入 KDDI モバイル-最新ニュース:IT-PLUS
日本経済新聞社の報道によると、KDDIは電波が繋がりにくい家庭向けに「フェムトセル」と呼ばれる超小型の基地局を設置する予定であるそうです。3月中旬に関東の一部地域で試験サービスを開始し、夏以降に全国へ拡大するとのこと。
「フェムトセル」は各家庭の光ファイバー回線などのブロードバンド回線に接続して携帯電話向けの電波を飛ばす装置で、導入することによって複数の基地局の電波が干渉して通信が不安定になりやすいマンションの高層階や、電波が届きにくい密集市街地などの「圏外」を解消するとされています。
なお、KDDIが導入するフェムトセルは日立製で、半径10メートル程度の範囲で安定した通話ができるようになるそうです。
ちなみにNTTドコモは2009年11月18日からフェムトセルを利用した「マイエリア」を提供しており、KDDIに先行する形となっています。
これが「マイエリア」のイメージ図

「マイエリア」はユーザーの通信回線を利用している上に、フェムトセル利用料金を支払う必要があるにもかかわらず、パケット代や音声通話料金が割り引かれないサービスとなっていますが、KDDIにはNTTドコモとは違って、もう一歩踏み込んだ施策を導入してもらいたいものです。
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