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なぜ今ディレクトリ型検索エンジン登録なのか?「Jリスティング」に直接聞いてみた


検索エンジンには大きく分けて2種類あり、1つがGoogleに代表されるロボット型検索エンジンで、ネットのあちこちにあるページをボットと呼ばれるクローラーがかき集めてきてある一定の法則やルール、計算式やアルゴリズムに基づいて並び替え、最適な検索結果を表示するというものです。そしてもう1つがかつてYahoo!がメインの検索方法として採用していたディレクトリ型検索エンジンで、人力で「このカテゴリならこのサイトがオススメだ!」というものをまとめ、それらの中から検索結果を返すというものです。いわば「量」のロボット型検索エンジンに対して、「質」を重視するのがディレクトリ型検索エンジンという感じになります。

しかしいまや時代の主流はすっかりロボット型検索エンジンとなっており、ディレクトリ型検索エンジンなど見たことも聞いたこともないユーザーの方が圧倒的に多いはず。それに人力でかき集めてくるデータなどたかがしれているはず。それでもなおディレクトリ型検索エンジンが生き残り続けているのはなぜなのか?一体どういうメリットがあるのか?そのあたりの事情を、2003年にスタートしたディレクトリ型検索エンジン「Jディレクトリー」に登録する際に受ける必要のある審査サービス「Jエントリー」の担当者にいろいろと聞いてみました。

知っているようで詳しくは知らないはずのディレクトリ型検索エンジン登録の詳細は以下から。
サイト登録ならJエントリー
http://jentry.jlisting.jp/


今回はジェイ・リスティング株式会社Webマーケティング部の担当者の方からお話をうかがいました。


GIGAZINE(以下G):最初に、御社が行っているディレクトリ登録審査サービス「Jエントリー」の概要を教えてください。

ジェイ・リスティング株式会社Webマーケティング部担当者(以下J):「Jエントリー」は、弊社のディレクトリ型検索エンジン「Jディレクトリー」に登録するための審査を行うサービスです。

G:Jディレクトリー」にサイトが登録されることで得られるメリットにはどんなものがあるのでしょうか。

J:「Jディレクトリー」はライブドア、西日本新聞をはじめとした優良なサイトと提携し、パートナーサイトとして導入していただいています。「Jディレクトリー」に登録してもらうことで、該当サイトの検索結果に自分のサイトを表示させることができるのが大きなメリットです。パートナーサイトの数は現在39サイトとなり、質・量ともに磨きがかかっている状況です。

サイト上にずらりと並んだパートナーサイトのロゴ。見覚えのあるものが結構あります。


G:御社のサービスはいつ頃から行っているのでしょうか。会社の沿革なども併せてお教えください。

J:2003年12月に純国産のディレクトリ検索・検索連動型広告会社として設立されました。その約半年後の2004年4月に、「Jディレクトリー」の外部提供と有料ディレクトリ審査サービス「Jエントリー」、そして検索連動型広告「Jアドリスティング」を開始しました。また同年7月にライブドアグループ傘下に入り、12月にはモバイル版ディレクトリ検索「Jモバイルディレクトリー」の外部提供およびモバイル版有料ディレクトリ審査サービス「Jエントリーモバイル」を、そしてモバイル版検索連動型広告「Jアドリスティングモバイル」を開始し、現在に至ります。


G:現時点で何件のサイトが「Jディレクトリー」に登録されているのでしょうか。

J:PCにてサービスを提供している「Jディレクトリー」には30万弱サイト、モバイル版の「Jモバイルディレクトリー」には3万弱サイトが登録されています。

G:Jディレクトリーに登録できたかどうか、ユーザーが実感できる事例などはあるのでしょうか。

J:登録完了後、弊社サイト内の検索エンジンにヒットするようになります。


カテゴリをクリックすると、分類されたサイトが表示されるようになっています。


サイト内でキーワード検索をしてみました。ためしに「Google」と入力してみます。


検索すると、Googleに関連のある登録サイトが表示されます。


G:人力にて審査をされているとのことですが、一人の社員さんは1日あたりどのくらいの数のサイトを審査されているのでしょうか。

J:一日あたり30サイトの審査を行っています。数が少ないという印象を受けられるかもしれませんが、ディレクトリ制作の黎明(れいめい)期から数えて10年以上のキャリアを持つサーファーがサイトの隅々まで閲覧して厳正な審査を行うため、このような結果となっています。Jエントリーの審査担当が行う作業については、上記よりも若干一日辺りの審査件数が少なくなります。


G:審査の内容やその基準は、どんな感じなのでしょうか。

J:利用規約の内容に記載されている内容を原則とし、弊社独自の基準で審査しております。利用規約に明記している部分としては、例えばエステティックサロンなどのサイト審査の場合は医療資格や事業内容、運営元に関する情報などを明記していることが絶対条件で、サイト上でねずみ講・マルチ商法と思われる商品の販売・勧誘をしていないかなど、違法行為が行われていないかどうかは特に厳しく審査します。また、ユーザビリティの観点から、メジャーなブラウザの主要なバージョンでの閲覧が可能であることもチェックします。独自基準の詳細に関しては社外秘となっており開示はできないのですが、コンテンツのオリジナル性、法令遵守、ユーザビリティなどサイトとしての品質を主にチェックしています。

審査合格の条件は利用規約の一部なのですが、それだけでかなりの分量があります。事細かく審査の内容について書かれています。


G:主要なブラウザは現在、IE・Firefox・Google Chrome・Safari・Operaなどがありますが、これらすべてについて動作確認を行っているのでしょうか。また、OSは何を利用して審査を行っているのでしょうか。

J:ブラウザは挙げていただいたものについてはすべて動作確認しております。OSはWindows XP環境にて審査しています。総じて、一般に利用ユーザーが多いと言われる環境で登録審査を行っています。

G:審査初回の合格率はおよそ何%ほどなのでしょうか。また、平均して何回目で合格される方が多いのでしょうか。

J:9割以上となっています。大半のサイトが1回目で合格されていますね。Yahoo!ビジネスエクスプレス利用者の方が多くいらっしゃるため、合格率の数値が高くなっています。また前述のサービスを利用されていない方でも、サイトが適正化されるまでこちらから修正案を提示しますので、逆にYahoo!ビジネスエクスプレスのご利用前にも登録していただきたいですね。


G:仮に審査に落ちてしまった場合の再審査は無料とのことですが、何度修正しても審査基準に達しない場合はどのような流れになるのでしょうか。

J:サイトが適正な状態になるまでの間、修正案をご提案します。

G:審査に合格したサイトの紹介文なども作成されるとのことですが、その際工夫されていることなどはありますか。

J:限られた文字数の中に、サイトの魅力を的確に表現できるよう努めております。サーファーの手で一つひとつのサイトにオリジナルな紹介文を記載しているため、ロボット検索においてもコンテンツとしての評価が高く、外部リンクとしてロボット検索で優位に働きます。

G:一度合格したサイトは半永久的に登録されるとのことですが、一度合格したサイトがその内容を変更しそれが審査基準に達していなかった場合どうなってしまうのでしょうか。事前申請なしに、審査をパスしたサイトが内容を大幅に変更するというケースもあるのではないかと思うのですが。

J:審査基準に達することができなくなった場合、削除するケースもあります。また、チェックについては専属の品質管理担当によって随時行われています。


G:また、一度審査料を払えば再審査は何度受けても無料とのことですが、このようなシステムを設けている理由は何でしょうか。

J:他社様との差別化要因として行っています。他社様の商品は審査料がかかる一方、審査の回数と期間が限られていることが利用する側からすると不安要素になっていると考えています。その点を解消し、お客様のサイトの情報の優良化に最大限尽力させていただくため、このようなシステムを採用しています。特に一般ユーザー様が認識してない法令違反などについてチェックし、具体的な修正案を提示しているという点については大変ご好評をいただいております。

G:Googleはリンクファームを嫌っていますが、Jリスティングに登録した際にGoogleからのペナルティを負わないのにはなにか理由があるのでしょうか。

J:Googleのスパム判定に対するリスクを最小限化するための対策は徹底して行っています。当社サーファーの厳正な審査をパスしたサイトだけを登録し、適切な紹介文を制作していることがペナルティ回避に大きく関係しています。商品性に大きく関わる部分なので、特に留意してサービス運営を行っています。

また、パートナーサイト間の相互リンクは行っていない点が、ペナルティ対象となるリンクファームとの大きな違いです。


G:ロボット検索にはない、ディレクトリ検索の強みというのはどこにあるのでしょうか。

J:単語を入力して検索するロボット型検索では探せないような、意外な情報を得られるところですね。またコンテンツの質を人の手で厳正にサイトを審査した上で掲載しているため、サイトの品質が高いのも特長です。

G:同業他社と比べ、御社のサービスが有利な点というのは何でしょうか。

J:やはり、審査が無期限・無制限な点が一番に挙げられますね。また、パートナーサイトの数が39サイトと、国内でもかなり多い部類に入っているところも強みと言えます。さらに、ディレクトリ品質向上のために専任パトロール部隊を置いていることも、良質なサービス提供の上で欠かせない部分です。

G:「Jリスティング」に登録した利用者から一番反響の大きい効果としてはどのようなものがありますか。

J:Jエントリーの審査を通過したサイトだということで信頼度が向上した、との反響が多いですね。登録審査を厳しく行い、審査通過後も高い水準で品質管理を行っている結果であると自負しています。

G:「Jエントリー」のサービス内容について、今後の展望を教えてください。

J:ユーザー様より多く要望があるパートナーサイトの拡張について、今後も積極的に取り組んでいきます。また、「Jディレクトリー」のさらなるユーザビリティの向上を目指して尽力していきます。

G:ありがとうございました。

サイト登録ならJエントリー
http://jentry.jlisting.jp/

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in ネットサービス,   広告, Posted by darkhorse_log

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