緑色のバナナが美しい黄色に変化、市場内部にある「バナナ加工工場」見学レビュー
食べたことのないような果物を見ているのも面白かったのですが、案内してくれたかねたフルーツの社長が同じ中央卸売市場内でバナナを加工する工場をしているということで、そちらも見せてもらえることになりました。
よくお店に並んでいるバナナは端っこがちょっと緑で、全体は黄色という状態になっていますが、この色にしあげてくれるのがこの工場。別にイケナイ加工をしているわけではなく、ムロの中で成熟させることで狙い通りの色にしてくれるというものです。
詳細は以下から。
大阪中央バナナ加工株式会社に到着。
市場とはまた別の雰囲気を漂わせています。
これがバナナ加工のムロ。
さっそく開けてもらいました。
YouTube - バナナ加工を行うムロ
内部は特段変わっているわけではなく、ただバナナが積んであります。
ムロ全体にエチレンガスを充填してバナナを成熟させています。
空の状態だとこんな感じ。
緊急脱出窓がついています。
空間が無駄にならないよう、上からスペーサーが降りてきます。
YouTube - バナナ加工中のムロ内部
で、このようになる、と。
ここにあるバナナは緑色のものが多め。まだムロに入れて日が浅いということですね。
ちゃんと成熟が進んでいるかチェックしています。
一口にバナナといっても、いろんな産地のものがあります。
これはエクアドル産。
こちらは台湾産。
管理室内部。
ムロ一つ一つについて細かく管理が行われています。
壁に貼られていたバナナの色チャート。だいたい4~5の色になるように成熟させるそうで、5日ぐらいかけると綺麗な黄色になるそうです。
バナナ以外に、メロンやアボカドなどを扱うこともあるそうです。
これらもムロに入れることできれいな色になるのだとか。
ということで、一通り見せてもらっておなかが空いてきたので、食べるところを求めて移動開始。気付けば外はもう明るくなっています。
YouTube - 大阪市中央卸売市場の市場西棟果物売場から市場東棟青果売場へ移動
ふたたび水産売場などのある市場東棟に到着。
今回はココ、中央食堂で朝食にします。
メニュー一覧。
ヨコワのお造り定食(800円)。
ごはん、お造りのほかにうどんまでついてくるのが嬉しい。
市場で食べるからなのか、ヨコワが美味しい。新鮮というのは何物にも代え難い、美味しく食べるための要素ですね。
あなごどんぶり定食(750円)。
いまさら気付いたのですが、見学者順路が設けられていました。学校の社会見学などのほか、ちょっとした団体でも申し込めば見学ツアーが組んでもらえるようです。
いよいよ次でラストを迎えます。
数も形もさまざまなアナゴを取りそろえたあなご専門卸で新型八幡巻を見せてもらったへ続く。
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