薄型テレビへのエコポイント支給、来春から対象機種が減少する見通し
2009年10月の地上デジタル放送対応テレビ販売台数が前年同月比で166.6%という順調な売れ行きを見せていますが、需要の底上げを担っているエコポイントの支給対象となる機種が来春から減少する見通しであることが明らかになりました。
総務省が発表した資料(PDFファイル)では、2009年9月時点での地デジ対応受信機の普及率は69.5%にとどまっていますが、対象機種が大幅に減少するのであれば、普及ペースの鈍化を招く可能性も考えられます。
詳細は以下から。
エコポイント、TV対象大幅減へ 来春、政府が基準改定 | NIKKEI NET
日本経済新聞社の報道によると、エコポイントの支給対象となっている薄型テレビの省エネ効率の目標基準を2010年4月から現在よりも厳しいものに改定するそうです。
これが現在店頭で販売されている機種のほとんどが現行基準を満たしていることから、さらに高い技術開発をメーカーに促すことがねらいとのこと。
なお、現行の基準が「2004年度で最も省エネ効率が高かった機種」をもとに定められた「2008年度の達成目標」であるのに対して、新たに定められる基準は2008年度の優良機種をベースに算定した「2012年度の達成目標」になるとされており、改定後は現行モデルがポイント対象外となる可能性もあるとされています。
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