生き物

日光の届かない深海に住む異形の生物たちいろいろ


陸の生物と海の生物では生態の違いから見た目が大きく異なっていますが、深海の生物はまたこれらとは大きく違う見た目をしています。おそらく、日の光も届かないような深海で生きていくために最適化された結果なのでしょうが、その姿はどこかグロテスクで、かつユーモラスなものが多く、深海とは異世界なのだなと感じさせられます。

Census of Marine Life(CoML)という海洋生物の調査を行っている団体が、深海生物の写真をたくさん公開していたので紹介します。

詳細は以下から。
深さ2000m~2500mに生息するヤバネウナギ科の一種。これまでに捕まえられたケースは5匹だけで、中部大西洋では初観測。

Photo by David Shale.

魚なのか昆虫なのかわからないような外見ですが、これでも甲殻類の一種。

Photo by Büntzow/Corgosinho

水深1000mあたりのカラフルな珊瑚礁。


メキシコ湾北部、水深2750mで見つけたユメナマコ

Photo by Larry Madin, Woods Hole Oceanographic Institution.

「ダンボ・オクトパス」とも呼ばれているらしいGrimpoteuthis discoveri。確かに頭部に耳のように見えるものがついていてダンボっぽいかも。

Photo by Mike Vecchione.

こちらもダンボっぽいタコ、Cirrothauma magna。

Photo by Savid Shale.

Photo by Mike Vecchione.

その外見から「流氷の天使」とも呼ばれるクリオネ。

Photo by Kevin Raskoff, ArCOD.

イバラカンザシ(クリスマスツリーワーム)。天然の青さが不気味です。

Photo by John Huisman, Murdoch University, 2008.

Thaumastochelopsisの一種。盲目のロブスターで、2008年に発見された新種。

Photo by Tin-Yam Chan, CoMarge.

ソコダラ。駿河湾でも捕れる魚で食用。

Photo by MAR-ECO.

Antarctic Ice Fish

Photo by J.Gutt, Alfred-Wegener Institute, 2007.

ウミトサカ。

Photo by Gary Cranitch, Queensland Museum, 2008.

2009年の調査は「ネーレウス」という海洋調査ロボットを使って水深5000mあたりまで行われましたが、中南米を襲ったハリケーンIdaのためにミッションは中断されました。

Photo by Chris German, Woods Hole Oceanographic Institution.

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in 生き物, Posted by logc_nt

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