食べ物をめぐって騒ぎを起こしたとして中学生ら25人を逮捕
(by [OP])
シカゴの中学校で、食べ物をめぐり大騒ぎをしていた中学生ら25人が逮捕されました。容疑は「無謀な振る舞い」という軽犯罪で、親の中には「ちょっとした子どものおふざけなのに、まるで犯罪者のような扱いを受けるなんて」と憤る人もいたそうです。
詳細は以下から。
25 Chicago Students Arrested for a Middle-School Food Fight - NYTimes.com
事件が起こったのはシカゴ、Perspectives Charter SchoolsのCalumet Middle School。きっかけが何だったのかはわかりませんが、食堂はリンゴが飛び交い、オレンジが誰かの頭にぶつかり、クッキーがまるで魚雷のように飛ぶ戦場と化していたそうです。最初は小さなイタズラだったようなのですが、騒ぎが発生してものの数分で多数の生徒が騒ぎに加わったことでもはや手のつけられない状態となり、大人たちはおとなしくテーブルカバーの下に隠れていたそうです。結局、11歳から15歳の生徒25名が逮捕されることになりました。
シカゴ警察のスポークスマンは「無謀な振る舞い(軽犯罪)での逮捕だ」と語っていますが、親たちからは思春期の子どもの冗談に対しての有罪宣告はあまりではないかという反発も出ています。生徒たちは木曜日に親の保護のもと解放され、2日間の停学処分を受けました。
「私の子どもたちは裁判所へ出廷しなければいけないわ。手錠をかけられ、ワゴン車に放り込まれ、顔写真を撮られて……まるで犯罪者のような扱いじゃないの」と中学2年生の娘2人が8時間にわたり拘束されたエリカ・ラッセルさん。「(逮捕された生徒たちは)みんな脅えていたわ。子どもの気持ちを考えたことあるの?罰なら受けるけど、投獄なんてあんまりよ。あなたはフードファイトやったことないの?」
Perspectives Charter Schoolsの共同創設者Diana Shulla-Coseさんは、食べ物をめぐる騒ぎが拡大し、学内の警官が増援を要請したことが警察の大きな反応を呼び、多数の逮捕者を出すに至ったのだと言い、この出来事は「不幸なこと」だが「我々はこれを軽く受け止めてはいけない」と語りました。
判決は今月下りますが、もし有罪となった場合、地域奉仕活動か保護観察処分となると見られています。前科については成人(イリノイ州では17歳)して削除されるまで、機密扱いとなるだろうとのこと。
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