クロちゃんがアイドルと恋人ごっこを繰り広げたニコニコ生放送「即席恋人 クロ生」の舞台裏に潜入
お笑い芸人とグラビアアイドルが即席のカップルになり、恋人同士ならではのやりとりや駆け引きを繰り広げつつ、与えられたミッションもこなしていくというバラエティコンテンツが「即席恋人~INSTANT LOVER~」です。「ガチンコ!」「『ぷっ』すま」「内村プロデュース」などの番組を手がけてきたおちまさと氏がプロデュースしており、現在、携帯電話専用放送局BeeTVにて配信されています。
11月6日(金)23時から「BeeTV」と「ニコニコ生放送」のコラボによるオリジナル番外編「即席恋人 クロ生」が放送されました。彼氏役には安田大サーカスクロちゃんが選ばれ(だから「クロ生」)、1時間という制限時間の中で「恋人の証」を達成するというもの。
果たしてクロちゃんは「恋人の証」を獲得できたのでしょうか。そして、そんな放送の舞台裏では何が起こっていたのでしょうか。つい数時間前の出来事について、一部始終を余すところなくお届けします。
即席恋人~INSTANT LOVER~| BeeTVオフィシャルサイト
彼氏役であるクロちゃんは番組第2回目の放送にも登場。南まりかさんを相手に頑張りましたが、南さんには「声がイヤだった」とバッサリ斬られてしまいました。今回の彼女役はグラビアアイドル・レポーターなどとして活躍する石井寛子さん。
放送は都内某所のスタジオから生で行われました。
このように普通の撮影スタジオとしても使える場所ですが、今回はここは不使用。
この小部屋がメイン舞台となりました。
部屋は暗めで落ち着いた雰囲気。
当日に行われた”ある変更”のため、ベッドを見下ろすような角度のカメラが設置されていました。
普段は部屋ではないのか、仕切りとして暗幕が使われています。
奥が主調整室とでもいうべき役割を果たします。映像や音声はここに集約されており、カメラの切り替えやクロちゃんへの指示、ニコニコ生放送の運営などすべてがここで行われました。
機材がいっぱい。
ケーブルもいっぱい。
4つの固定カメラ+ハンディカム、合計5つのカメラが放送を支えます。
最も気になるのはシャワールーム。
撮影を考えるとガラス張りでないといけませんが、自分で入るのはちょっと恥ずかしいですね。
そんなシャワールームに、あまり似つかわしくないカメラが運び込まれました。
セット完了。
これでどんなシーンもバッチリおさえることができますね。
こちらはメイク室。
21時前にメイクさんが到着して化粧道具を広げていました。
21時には石井さんがスタジオ入り。実はメイク済みで来ていたとのことですが、わざわざ一度化粧を落としてもらいました。
メイク担当はかえでさん。
そのころ、放送に向けて準備を進めるスタッフたち。
この「ニコニコ生放送7」と書かれたノートパソコンが生放送の基幹となるマシンです。
22時にクロちゃんがスタジオ入り。しかし、本番まで石井さんと顔を合わせないようにとそれぞれ別室待機。そもそもクロちゃんは今日の相手が石井さんだということも知りません。
生放送を控えたクロちゃん、心境については「ドキドキしています。でも、このドキドキは絶対にいいドキドキ」とコメント。リベンジに向けての作戦は「もっと男らしさをアピール、特技も見せて、好きになってもらおうと思います」とのこと。意気込みはムービーでご覧下さい。
そうこうしている間に、石井さんのメイクが完了。
石井さんのムービーコメント。やはり二人っきりになるということで「ドキドキしている」というのが共通した心境のようです。
本番直前の最終チェックに入りました。生放送は目前です。
22時50分、ニコニコ生放送に一般ユーザーが入場を開始。
22時55分、「即席恋人」生放送5分前のお知らせが入りました。このとき、「ゴーン」という鐘の音が大きすぎるという反応が多かったので、現場でどれぐらいのボリュームにすればいいのかミニ会議が行われました。
23時、番組スタート。今回のクロちゃんの目標が「水着でシャンプーをしてもらう」であることが明らかに。
しかも制限時間は1時間。ちなみに、最初の5分はVTRが流れていたため、実質55分とクロちゃんにはちょっと不利な条件でした。
生放送としての最初の絵はクロちゃんのどアップでした。
そこへ石井さんがやってきて「即席恋人」スタート。
調整室から様子をモニターするスタッフたち。ちょうど撮影に使用している部屋は電波の入りが悪く、ハンディカムの映像がうまく飛ばずノイズが乗ってしまうというアクシデントもありましたが、ハンディカムでは際どい映像もあったことからノイズが入っているぐらいがちょうどよかったのかも。
通常の生放送だとMCがコメントを読み上げたりするのですが、今回は番組コンセプトからか部屋にはPCを置かず、運営がコメントを拾い上げてメールでクロちゃんに指示するという形がとられました。しかし、テンポがいつもの生放送と違うからか「生放送ではないのでは?」というコメントが多く見られました。現場では急いでクロちゃんに指示を送るも、テンションの上がったクロちゃんがメールをなかなか読まなかったり、いろいろ大変でした。
指示が届かないので、あわてて電話をするディレクター。普段の収録ではこんなことはないそうです。
その後、石井さんは布団の中で生着替えをすることにに。
ここで、高い位置に設置されたカメラが威力を発揮。もともと石井さんは別室で着替える予定だったのが、急遽布団の中で着替えてもらうことになったので、その様子をおさえるために設置されたわけです。
生放送を見ていた人は「どうせ中に水着着てるんだろ?」「もぞもぞしてる時間が長すぎる」と思っていたかもしれませんが、このとき石井さんは本当に下着を脱いで水着に着替えていました。番組終了後、「布団をめくられたらどうしようかと思った」と安心したようにコメントしてくれました。
そして、なぜかクロちゃんも裸に……。
ここからクロちゃんが大ハッスル。体操、カポエラと体を動かします。
するとカメラがちょうどいい位置を映したりして、スイッチャーさんを褒める声も。
突然、シャワールームが一瞬映し出されました。この時点で、まだクロちゃんはシャワーの話を切り出していません。
シャワールームの映像に、ユーザの期待が高まります。
そして……
二人がシャワールームへ突入。
スタッフはただただ見守るのみ。ちょうどこの部屋の向こう側にシャワールームがあるため、声だけは生で聞こえてきます。
頭を洗ってもらうクロちゃん。
逆に、石井さんの腕を洗ったり……
体を拭いてもらったり。目標は一応達成ですね。
扉の向こうから部屋へと戻る二人の声が聞こえてきました。
そして気付けば時間は残り1分。クロちゃんはアロマオイルを取り出し、石井さん用のものを調合しようとします……
が、時間切れ。
その瞬間、石井さんは恋人ムードから一転、「お疲れ様でした」と敬語に。ユーザは大爆笑、クロちゃんは呆然。
クロちゃんが告白するも、「背中の毛が……」とすげなく断られてしまいました。そそくさと帰っていく石井さん。
残されたクロちゃんはガッカリ。放送は終了しました。
終了後アンケートでは番組を「すごく楽しかった」とした人が9.2%、「楽しかった」とした人が14.2%だったのに対して、「もうちょっとがんばれ」が76.6%と圧倒的な数値。生放送だったにもかかわらず、ユーザがこのイベントに参加しているという一体感が得にくかったのかもしれません。
番組終了後、石井さんに感想を聞いてみました。どうやらクロちゃんとは「恋人同士」というよりも「友達」という感覚だったみたいです。
一方、今回も敗れ去ったクロちゃん。事前に建てた作戦通りうまくやれたのですが……。
もしもう一度機会がもらえるのであれば「何か新しいものを身につけて、自信をもって挑みたい」と語ってくれました。
生放送された「クロ生」についてはBeeTVでも放送されることになっているので、いったいクロちゃんがどれだけ頑張りを見せたのか、どこがダメだったのかを改めてチェックしてみてください。
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