年末年始の食べ過ぎを防止する5つのヒント


正月太りという言葉があるほど、年末年始はついつい食べ過ぎてしまいがちです。そんな「休暇中の食べ過ぎ」を防ぐ方法をセントラルクイーンズランド大学の研究者らが解説しています。

You could be stress eating these holidays – or eating your way to stress. 5 tips for the table
https://theconversation.com/you-could-be-stress-eating-these-holidays-or-eating-your-way-to-stress-5-tips-for-the-table-244156

食べ過ぎの多くはストレスに起因しています。人間の体はストレスを感じるとコルチゾールやインスリンの分泌量が急激に増加し、体を動かすエネルギーとなる糖が消費されずに脂肪にため込まれるようになります。また、コルチゾールは食欲を抑制するセロトニンの分泌を抑制します。これにより、体を動かすための糖が不足し、糖を補うために食べ続けるという悪循環が生まれます。

ストレスによる過食は食べている間のストレス解消には役立ちますが、長期的には肥満や心臓病、糖尿病といった疾患につながる可能性があります。また、うつ症状の悪化や精神衛生状態の悪化といった結果も招きます。研究者らは、ストレスによる食べ過ぎを抑える方法として、以下の5つのヒントを提示しています。


◆1:ゆっくり食べる
ゆっくり食べることで、胃からの信号を脳が認識する時間の余裕が生まれ、満腹感を感じやすくなります。よくかんで、一口食べるごとに食器を机に置くといいそうです。

◆2:普段と同じ時間に食べる
普段より多く食べる場合でも、普段の食事と同じ時間に食べることで「食べ物に対する体の反応」を同じ状態に保てます。

◆3:睡眠や運動の習慣を続ける
食べる量を増やしたり、いつもと違う種類のものを食べたりする場合でも、睡眠や運動などの普段の行動を続けることが重要です。

◆4:水をよく飲む
水分補給によって体の機能を高められるほか、空腹感を和らげる効果もあります。また、脳が「胃に何かが入った」というメッセージを受け取ると、空腹感を一時的に抑えられます。

◆5:前後の食事を制限しない
たくさん食べる日がある場合、その前日や翌日の食事量を制限しがちです。しかし、食事量の過度な制限はストレスを悪化させ、さらなる食べ過ぎにつながる可能性があります。このため、前日や翌日は普段通りの量を食べることが推奨されています。


また、研究者らは休暇中のストレスを抑える方法として「家族の集まりを悪いものとしてとらえるのではなく、エネルギーを与えてくれるポジティブなものと捉える」「他人を思いやるように、自分自身に優しく接する」「工作や運動などの楽しい活動に没頭する」という対策を勧めています。

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in , Posted by log1o_hf

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