取材

上下左右どの方向からでも360度の立体映像を見ることができ、特殊なメガネ不要の「フルパララックス立体ディスプレイ」


特殊なメガネをかけずに、上下左右どの方向からでも360度の立体映像を見ることができる「フルパララックス立体ディスプレイ」というものを日立が「CEATEC JAPAN 2009」に参考出展していたので、ムービー撮影しておきました。実際に左から右に視点を移動させ、さらに上から下へも移動させることによって、目の前にある立体映像が各視点に応じた角度から見えるようになっています。立体の度合いはそれほど強いわけではありませんが、特殊なメガネをかけないで済むというのはラクチンでいい感じでした。

資料によると、この方式は目が疲れにくく、不自然な折り返し画像を生じずに広い視域を実現しているそうです。

再生は以下から。
[HITACHI Booth Information] CEATEC JAPAN 日立ブースのご案内
http://av.hitachi.co.jp/ceatec/index.html


YouTube - フルパララックス立体ディスプレイ


どういう原理かという説明を解説したパネルもありました。


これは「重畳型光線再生方式」というもので、複数台の小型プロジェクターを使って重畳投影したもの。プロジェクターの台数を増やすことで、立体映像の飛び出し量を減らさずに解像度を増やすことができるとのこと。また、プロジェクターが多数となっても厳密な設置精度を必要とせず、最適な立体映像を表示することができるそうです。それに伴い、正方形・長方形・多角形など、画面形状は自由自在であり、用途に応じた最適な画面サイズも実現可能。さらに、プロジェクターの解像度や台数、配置方法、また、レンズの大きさや配置の選択によりさまざまな仕様の立体映像が見られる、というわけです。

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in 取材,   ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse

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