スタジオジブリが制作に携わっている「二ノ国」体験版プレイレポート
「東京ゲームショウ2009」で入手した「レイトン教授と魔神の笛」「二ノ国」「イナズマイレブン2 脅威の侵略者 ファイア/ブリザード」の体験版をそれぞれやってみた感想を以下にメモしておきます。
今回はスタジオジブリが制作に携わっていることで話題のRPG「二ノ国」です。ジブリの世界観がどれだけ再現されているのか、実際にプレイして体験してみました。
詳細は以下より。
任天堂 DS ソフト | 二ノ国
○:良い点
・ジブリの世界観
一目でジブリと分かる世界観で、「闇の魔道士を倒す」というストーリーの中にも暖かみが感じられる。ただし、アシスタント役の「シズク」はドラゴンクエスト9の「サンディ」のように、好き嫌いがハッキリと分かれそう。
アニメーション制作はスタジオジブリ。
「魔女の宅急便」を思い起こさせるような町並み。
どこかで見たことがあるような……
母親が亡くなり悲しむオリバー。
持っていた人形がオリバーの透き通った心に反応して……
「二ノ国」の住人「シズク」へと変化。いきなり関西弁で話すため、少しビックリしました。
「限りなく透き通った心を持つ者が、闇の魔道士ジャボーを倒す」という言い伝えを信じ、オリバーに「二ノ国」へ来て欲しいと頼むシズク。
「二ノ国に来れば、母親を生き返らせることが出来るかもしれない」というシズクの言葉でオリバーは二ノ国に行くことを決意。
この森からオリバーのたびが始まる。
これは「二ノ国」で最初に訪れる町「ゴロネール王国」
主人公の服装を不思議そうに見る町の人たち。
ジャボーは「やる気」「信頼」など人の心の一部を消し去る能力を持っており、ジャボーに刃向かった人物は心の一部の消されたり、シズクのように別の生物に変身させられているようです。この国王もおそらく「やる気」を消されたのだと思われます。
食べまくる女王。
誰も信じない皇帝。
少しだけ、劇場版ドラえもんが入っているような気がします。
・音楽が壮大
久石譲が作曲した楽曲がフル・オーケストラで収録されているため、。DS本体のスピーカーで聴くのはもったいない。
音楽担当は久石譲。
・タッチペンを上手く利用したシステムが斬新。
タッチパネルに呪文を描き、心の一部を消された人を救うシステムは斬新。また、オーソドックスなRPGでは珍しく、耐性のあるキャラクターを盾にして戦うなど、タッチペンを使って自由に隊列を変えることによって有利に戦況を運べるシステムは面白い。
△:気になった点
・戦闘がイマイチ盛り上がらない。
ザコ戦の音楽がイマイチ。背景や敵の画像がきれいだが演出が一昔前のRPGのようで、あまり緊迫感がなく、盛り上がりに欠ける。
・フィールドマップでの移動速度が遅い
世界の壮大さを出そうとしているのだと思われるが、フィールドマップではキャラクターが小さく、歩く速度も遅い。これだけ遅いと不満を抱く人が多いと思われる。
・作業ゲーになりかねない「勇者ポイントシステム」
サブイベントなどで人助けをすると得られる「勇者ポイント」。やり込み要素としてはいいが、本編でも一定の勇者ポイントが無いと先に進めない場面があるため、半強制的に本編とはあまりかかわりのないサブイベントをさせられることがある。過酷なポイント設定をされると、ただの作業ゲーになる可能性があるため、製品版のバランス調整が気になるところ。
以下がプレイ画面。最初に降り立った森。
体験版で戦うボス。このボスを倒すために隊列が重要な鍵となります。
フィールド画面と戦闘画面。
ゴロネーゼ王国。
体験版をやった限り、「世界観や音楽はいいが、いろんなところで惜しい作品」という印象でした。
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