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12年ぶりに蘇った名作RPG「俺の屍を越えてゆけ」の内容が一部公開、あらゆる面が大きく刷新


PS時代の名作「俺の屍を越えてゆけ」のPSP版が開発中ということで、その内容が一部公開されました。

「俺の屍を越えてゆけ」は、1999年に発売されたプレイステーション用のRPG。主人公が短命で、交配を繰り返しながら世代交代をしてゆくという斬新なシステムがユーザーの心を掴み、現在もPS Storeのゲームアーカイブスなどで根強い人気を誇る名作です。今回のPSP版はオリジナル版をベースにしながら新要素を組み込んでのリニューアルとなるようで、オリジナル版と同じ制作陣をそろえて開発に臨んでいるとのこと。


詳細は以下から。主人公の一族は敵役である朱点童子に、「短命の呪い」と「種絶の呪い」をかけられており、急成長し2年で死んでしまう上、人間と交わって子を作ることができません。このため、主人公は神々と交配して子を作り、世代交代を繰り返しながら、朱点童子打倒を目指します。

オリジナル版の「交神の儀」。神と主人公の一族が交わり、子供を産み、その子供が次世代の主人公となってゆきます。


ストーリーを進めることでより強力な神々との交配が可能になり、主人公の一族は代を重ねるごとに強くなっています。このダービースタリオン的な交配のゲーム性とRPGのストーリー性が見事に合致し、オリジナル版はゲームアーカイブスのDLも含めると約40万本の販売を記録するヒット作となりました。

オリジナル版の系図。こうして世代を重ねて、一族を強くしてゆきます。


今回のPSP版も桝田省治氏が再びゲームデザインを担当し、開発にアルファ・システム、キャラクターデザインに佐嶋真実氏、音楽監督に樹原涼子氏を迎え、オリジナル版と同じスタッフをそろえての制作となっています。

ゲームデザインの桝田省治氏。


PSP版ではオリジナル版の2Dの味わいを継承しつつ、グラフィックを一新。こちらはオリジナル版の戦闘画面。


敵・味方のキャラクターグラフィックもリファインされ、より華やかな画面になっています。また、戦闘画面でもキャラクターの顔が表示されるようになりました。


イベント画面も大きく変化しています。こちらはオリジナル版のイベント画面。


オリジナル版では小さく表示されていたキャラクターが大きく表示されるようになり、より感情移入しやすくなっています。


キャラクターもより美麗なグラフィックになって登場。


フィールドも刷新され、かなり印象が変わっています。こちらはオリジナル版のマップ画面。


そしてこちらがPSP版。


フィールドマップはオリジナル版の3Dクォータービューを継承しつつ、屋外フィールドでは四季の変化が折り込まれました。


一部の迷宮には術(魔法)が制限されるものなど、新たな要素も追加されています。


こちらはマップの設定イラスト。


筆で描かれたような質感のマップで、前作よりも和風なイメージが強くなっています。


各キャラクターの能力、素質、遺伝情報を考慮して、「剣士」「薙刀士」「弓使い」などの職業を選択。さらにPSP版では、「一族オリジナル武器」の作成や、オリジナル武器を代々引き継ぐことでより強力な武器としてゆく「形見システム」が導入されています。また、親子で奥義を繰り出す「併せ技」も追加され、より戦略性の高い戦闘システムとなっています。


詳細は未公開ながら、追加要素として、オリジナル版ではステータス固定だった交配相手である神に「神々のレベルアップ」要素が加わり、アドホック通信で新システム「結魂」が行えるようになるとのこと。追加キャラクターや追加シナリオ、オリジナル版ユーザーへの特典もありそうです。

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in ゲーム, Posted by darkhorse_log

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