新世代インターネットツール「NetWalker」は本当に誰でも簡単に使えるのかチェックしてみた
本日からビックカメラ各店舗で先行発売されているシャープの新世代モバイル端末「NetWalker」は、文庫本サイズの筐体に様々な機能を詰め込んだまさに渾身の一台といえるモデル。しかし搭載されているOSが馴染みの深いWindowsファミリーではなくLinux一族である「Ubuntu」ということで、買い控えている人も中にはいるかもしれません。
そこで、各機能を簡単にチェックして無理なく使えるかどうかを試してみました。
詳細は以下。
NetWalker
これがネットウォーカーのデスクトップ。9個のアイコンが並んでいます。この上下をタスクバーとフォルダバーが囲んでいます。
起動させたら、まずは無線LANの設定を行います。Fn+1で無線LANを有効にしたら赤く囲んだアイコンをクリックして、アクセスポイントを選択します。
そして暗号鍵を入力。ネットワークを認識すると、自動的にカレンダーと時計が調整されます。
FireFoxを起動させたところ。液晶の横幅は1024ピクセルと一般的なノートPCと同じくらいあるので、特に違和感なく表示されます。
横幅が十分あるので、このようにサイドバーを出しても問題ありません。
縦が600ピクセルと少し短いので、F11を押してFireFoxのフル画面モードで動かすとかなりいい感じに表示されます。
GoogleマップなどAJAXを用いたサイトは少しもたつくものの問題なく動きます。
Googleリーダーもこのような感じで使えます。メーラーにはThunderbirdがプリインストールされていますがGmailを常用してもいいかもしれません。
ただし、スクリーン自体が5インチワイドと小さ目なので文字は少し読みにくいかも。
YoutubeなどFlashプレーヤーを利用した動画サイトの動作もチェックしたかったのですが、出荷状態ではFlashプレーヤーがインストールされておらず確認ができませんでした。サポートページにて提供の開始時期がアナウンスされるとのことで、その際に改めて動かしてみたいと思います。
デスクトップには「Twitter」アイコンがあり、専用のTwitterクライアントがインストールされているかと思ったのですが、実際にはFireFoxが起動するだけでした。
オフィススイートは「OpenOffice.org」がプリインストールされていますが、起動速度はそれほどのサクサク感がありません。これはExcel互換の「OpenOffice.org Spreadsheet」の文字サイズを大きくして表示した状態。
スケジューラーはSunbirdを採用。こちらも十分実用できますがサクサク動いているとは言い難い速度です。
全体的な印象として、文字やボタンの小ささの割にポインティングデバイスが貧弱なので最初のうちは操作感が悪い印象を受けますがキーボードはなんとか実用レベルと言えるのでキーボードショートカットを多用することでカバーできます。
動作の重さについてはモバイル端末だから仕方がないと割り切るということもできますが、デスクトップ環境アプリケーションの入れ替えによって軽量化を図る余地も十分にあるように思いました。箱から出してそのまま使っても十分に実用的なNetWalkerですが、カスタムすることでより使いやすくなるのではないでしょうか。
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