メモ

世界で利用する電力をカバーするのにどれくらいの太陽電池が必要かを表す地図


太陽電池は、温暖化ガスを出さず燃料も必要としないため、環境にやさしい発電方法とよく言われており各国で研究が進められています。

それでは現在使用している電力すべてを太陽光で発電し、従来の発電所と置き換えるにはいったいどれくらいの面積が必要なのでしょうか?

詳細は以下。
Land Art Generator Initiative

2030年時点において、全世界で消費される(石油、天然ガス、水力発電等々を含む)エネルギーの総量は19万9721テラワット時。これを、最も優秀なクラスの変換効率20%の太陽電池で発電し、降雨率や日照時間なども加味して考えると約50万平方キロメートルが必要になる計算となります。送電効率など他にも加味すべき数字はたくさんあるのですが、これはスペイン全土と同じくらいの大きさ。

これを地図上で表すとこんな感じに。配置については世界各地のエネルギー消費量などが考慮されています。


必要な太陽電池全体の面積を四角で表したもの。1980年の赤い四角に比べて2030年に必要な面積はぐっと大きくなっています。


日本近辺はこんなもの。この広さの土地を探すのは厳しそうですが、ちょこちょこと分割すればなんとかなりそう。


この大きな緑の四角一個で北アフリカとヨーロッパの全電力をカバーできます。サハラ砂漠の広さの18分の1で済むとのこと。


国連の統計では毎年17万平方キロメートルの速さで熱帯雨林が無くなっているとされていますが、同じペースで太陽光発電プラントを建造するとわずか3年で完成する計算となるそうです。

こちらは風力発電単体で考えた場合に必要になる面積を表したもの。


他にも様々な発電方式を組み合わせることで、より効率よく必要な電力をカバーできるようになるのではないでしょうか。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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