乗り物

年会費を支払えばフェラーリやランボルギーニ、アストンマーチンを自由に借りられる「スーパーカークラブ」


クルマ好きなら、いつかはフェラーリやポルシェ、ランボルギーニなど憧れの車のオーナーになってみたいという夢を持っているのではないでしょうか。しかし今は自動車を維持し続けるのも大変という状況で、とてもスーパーカーを買えるような時代ではありません。そこで、オーナー気分だけでも味わえる高級車のレンタル市場が広がりを見せているそうです。

詳細は以下から。
Dreaming of a Ferrari? Rental is the answer | Lifestyle | Reuters

オーストラリアにあるスーパーカークラブでは、まるでジェームズ・ボンドのように週末になるとアストンマーチンランボルギーニを借りられるので、毎月のように新規会員が増えているそうです。メルボルンに住むITコンサルタントのロッド・スペンサーさんは「クラブに参加して、自動車の恩恵を経費無しで受けられるようになったんだ」と語っています。クラブは2006年に結成され、毎月約5名ずつ増えて現在は150人。入会費用は4500豪ドル(約35万円)で、年間の走行日数に応じて19000豪ドル(約150万円)から24000豪ドル(約190万円)の年会費がかかります。クラブでは現在36台の車を所有しており、会員が5名増えるごとに1台ずつ車を追加しているそうですが、会員数が250名に達したら会員登録が締め切られると見られています。

オーストラリアのジャズトランペット奏者で、これまでに98台の自動車を乗り換えてきて自動車マニアを自認するジェームズ・モリソンさんは、クラブのおかげでいろんな自動車に乗りたいという熱望が叶っていると語っています。「車を売らなくていいし買わなくてもいい、自分自身でメンテする必要もないんだ。私がクラブへ来れば車が準備されていて、運転し終えたら返却するだけさ」


クラブのピーター・デンプシー取締役は国際的な金融危機や高級車に対する高い税金が会員数を増やす原因だとしています。昨年、オーストラリアでは輸入したフェラーリへの税が25%から33%まで上がっています。

このスーパーカークラブのように高級車を気軽にレンタルできるシステムは、高級車を自分で所有することに代わってポピュラーになっているそうです。金融危機の中で、ランボルギーニやベントレー、マセラッティの売り上げは一年前の半分にまで落ち込んでおり、フェラーリやポルシェも30%の売り上げダウンになっているのですが、この売り上げ減少の一因となっているのがスーパーカークラブの存在だそうです。

今年の初め、スーパーカークラブでは1320豪ドル(約10万円)でランボルギーニ ガヤルドクーペ、フェラーリ360 チャレンジストラダーレ、アストンマーチンV8 ヴァンテージなどに乗れる試乗日を設けました。クラブは「スーパーバイククラブ」もスタートさせており、次は船舶と飛行機も考えているようです。

自分で車をピッカピカに磨き上げたいという人には向いていませんが、フェラーリやランボルギーニなどいろんなスーパーカーに乗ってみたいと考えている人には願ってもないサービスですね。

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in 乗り物, Posted by logc_nt

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