映画

日本の映画「グロテスク」がイギリスで公開禁止に、一体どのような内容だったのか?


イギリスの倫理協会BBFCによると「ほとんどの場面において性的暴力、辱め、極限の拷問を女性と男性の被害者に与える部分に焦点を当てている」「最近の「SAW」、「ホステル」とは違い、「グロテスク」は容赦なく辱め・残虐行為・サディズムがエスカレートするシナリオで、最後まで殺害動機を説明しようとする部分がない。自らの目的のために、見世物としてのサディズム(性的サディズムも含む)にふけっているように見える」ということで、邦画「グロテスク」は上映禁止になってしまったようです。

この異例の措置について時事通信によると「18歳以上鑑賞可」にならず上映禁止となった映画は過去4年間で3作のみとのことで、極めて稀な措置だそうです。

というわけで、問題となってしまった「グロテスク」の予告編や、今回の措置に対する監督のコメントなどは以下から。
映画「グロテスク」オフィシャルサイト
http://www.grotesque-movie.jp/

※アクセス殺到中なのか現在、非常に重くてまともに公式サイトは閲覧できません

予告編は以下のサイトでまだ閲覧可能ですが、怖いのが嫌いな人や残虐な者が苦手な人は見ない方がいいです。自己責任で再生してください。


http://video.msn.com/video.aspx?mkt=ja-JP&vid=d279a9af-3b74-4905-8ff8-dbd9527738e5

http://eiga.com/movie/54329/video

監督のコメントは以下から。

映画「グロテスク」英国で上映禁止通告!

イギリスでの上映禁止となった『グロテスク UNRATED VERSION』ですが、ナンチャッテ良識派な方々の気持ちを逆なでするよう極めて良心的に作り上げましたので、遠くの異国の地から狙い通りの反応が返ってきて大変嬉しく、名誉に感じております。
日本のみなさんはセル版のDVDでUNRATED VERSIONを見ることができます。
カップルでのご鑑賞にピッタリの作品ですので、ぜひお買い求めになってお楽しみください。

『グロテスク』 脚本・監督 白石晃士

ちなみに、ストーリーは以下のような感じ。

はじめてのデートの日、喫茶店で恥ずかしそうに向き合う男女。和男(川連廣明)は、会社の同僚であるアキ(長澤つぐみ)に想いを寄せている。そんなデートの最中、二人は突然何者かに襲われ見知らぬ地下室で目を覚ました。手足は拘束され、口には猿ぐつわ。完璧なる監禁、事態をを飲み込むことができるハズもなくただただ恐怖におびえる二人の前に、医師の免許を持つ謎の男が現れた。
「君たち二人の愛に感動できれば解放するよ」と男は話す…。

男は二人に恥辱の限りを尽し、そして命の限りの虐待を施す。それも彼らの愛情で感動を得る為だという。その地下室から、完璧なる監禁から彼らは脱出することができるのだろうか…。衝撃の結末が二人の行く末を阻む。

最近ではフランスで制作された「マーターズ」もかなりのレベルの問題作となっていますが、まさか日本からもこういうのが出てくるとは……。

なお、マーターズの予告編はなぜか平然とYouTubeにて公開中です。これもかなりきついため、怖いのが嫌いな人や残虐な者が苦手な人は見ない方がいいです。自己責任で再生してください。

YouTube - 『マーターズ』予告編

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
ソウシリーズ最新6作目となる「Saw VI」予告編登場、来年には「Saw VII」も予定か - GIGAZINE

過激すぎて映画館では上映できないR-18指定、禁断の「ミラーズ」特別予告編映像ムービー先行公開 - GIGAZINE

映画「ハプニング」の地下鉄御堂筋梅田駅限定「人型」広告がかなり不気味 - GIGAZINE

「シックス・センス」「サイン」のシャマラン監督最新作「ハプニング」のR-18指定予告編が登場 - GIGAZINE

カタツムリを操る寄生虫の戦慄ムービー - GIGAZINE

映画に登場するひどい死に方 - GIGAZINE

in 動画,   映画, Posted by darkhorse

You can read the machine translated English article here.