パナソニック、人気モバイルノート「Let’snote」の生産能力を大幅に増強へ
パナソニックが堅牢性などに定評があるビジネス向けモバイルノート「Let'snote(レッツノート)」シリーズの生産能力を大幅に引き上げる意向であることが明らかになりました。
性能の向上に伴う筐体の大型化や、かつて他社と一線を画していたバッテリー持続時間が現在は他社に並ばれつつあること、他社から同コンセプトのモバイルノートが発売され始めたことなど、Let'snoteを取り巻く環境は年々厳しくなっている印象がありますが、生産能力を大幅に増強する背景には何らかの秘策があるのでしょうか。
詳細は以下から。
パナソニック、神戸工場のパソコン生産能力7割増の年120万台に:日刊工業新聞
日刊工業新聞社の報道によると、パナソニックはノートパソコン「Let'snote」や「TOUGHBOOK」の生産拠点である神戸工場の生産能力を、2012年度までに2008年度の年間約70万台から7割増にあたる120万台に拡大する意向であるそうです。
これは基板実装ラインに自動検査装置、セル生産ラインに自動組み立て装置をそれぞれ導入することで実現するもので、すでにLet'snoteの主力モデルである「T8」「W8」シリーズ向けの1ラインの最終工程で自動検査装置を導入したとのこと。
これにより5人前後で行っていた作業を1人で行えるようになるほか、検査工程の24時間稼働が可能になるため、生産台数の拡大につながるとされています。
生産能力の増強によって直販サイト「マイレッツ倶楽部」で従来よりもきめ細かいカスタマイズができるようになることや、本体価格の値下がりなども期待できるようになるのでしょうか。非常に気になるところです。
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