この予告編を編集した人はすごい、「崖の上のポニョ」がHD画質だとどれぐらいド迫力なのかがよくわかる「Ponyo」HD画質予告編映像がネット初登場
今年の7月3日についにDVD発売が決定した「崖の上のポニョ」ですが、実は監督の方針によって、ネット上にてポニョの公式映像は予告編含めて公開されたことはなく、今回が初となります(YouTubeなどにあるのは勝手にアップロードされているだけ)。
しかも、この予告編はHD画質(最大1080p)となっており、BGMやカットの仕方が秀逸であるため、想像を絶するスペクタクル大作に思えるような感じに編集されており、正直、このムービーの日本語版を公開すれば、まだポニョを見ていない人が見たくなるのは必然なのではないかというぐらいの完成度です。ぶっちゃけ、この予告編を編集した人はすごい。
再生は以下から。
Apple - Trailers - Ponyo
http://www.apple.com/trailers/disney/ponyo/
以下のサムネイル画像をクリックした後の拡大画像はすべて1080pではなく720pのものなので、実際にはさらにもう一段階上の画質です。
海中のクラゲ
細かいところまでかなり描かれているのがよくわかる
このシーンだけを抜き出すと海中に文明が沈んだかのように見える
かなり幻想的
実際に動いているシーンを見るとかなり奥行きがあるのがわかる
背景の後ろの方もちゃんと動いてます
HD画質に耐えうるクオリティ
JPEG画像なのでシャープさが少し失われていますが、実際の映像では想像を絶するぐらいくっきり
こういうシーンの海の動かし方がかなりすごい
雨の線もはっきり確認できます
ポニョ
半透明感がよくわかる
ごちゃっとしたシーンも秀逸
光の効果について、かなりこだわっていることがわかるシーン
道路の上が濡れているのでちゃんと反射して映り込んでいる
風が吹いていることを表現するために髪の毛やコートがなびくだけでなく、木の葉もちゃんと飛んできます
部屋の奥の端っこまでちゃんと背景が描き込まれています
奥が光っている感じをきっちり出すため、方向の調整が加わっているのがよくわかります
小さくキラキラしたものがあちこちにあるという演出も確認可能
想像以上に細かくぶわっと飛び出す
全部表情が違う、コピペではない
光の球体の中にさらに光っている球状表現が多用されています
どぱーっと水面に飛び出すシーンで、大きさを表現するために手前に船を置いていますが、よく見ると画面左上にも船があり、大きさをうまく印象づけています
奥の方で走っているポニョもちゃんと細かく描き込まれていたりします
はねる度に水滴がぽちゃーんと飛び跳ねる表現もすごい
NHKのプロフェッショナル仕事の流儀で監督が出演した際に「水の表現は難しい」というようなことを言っていましたが、だからこそここまで動きにこだわるのだなということがよくわかります
ここもちゃんと映り込んでいます
自動車の中もちゃんと描き込まれています
空の背景美術がすごい、こだわりを感じます
これだけのものを一気に動かすというのがどれぐらい大変なのかがよくわかる
細かくて見えないような光る点も確認可能
道路に映り込んでいるからこそ、立体感と現実感が出てきています
このシーンはめちゃくちゃ高速なのですが、コマ送りで見ても圧巻です
タイトル
アメリカでは8月14日公開
7月3日に日本で出るのはDVDですが、12月発売予定となっているBlu-ray版にはかなり期待できそうです。
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