取材

成人識別ICカード「taspo」を無料で即日発行できる全国唯一の「taspoサービスセンター」に行ってみた


未成年者の喫煙防止に向けた取り組みの一環として開発され、2008年3月から順次日本全国に導入されている成人識別ICカード「taspo」ですが、カードが発行されるのに約2週間かかるなど、手軽に手に入らないこともあってか、2009年4月18日現在で喫煙人口の33.7%にとどまる普及率となっているそうです。

そこで今回、4月1日にオープンした日本で唯一無料でtaspoを即日発行してくれる「taspoサービスセンター」で、実際に発行してもらいました。

詳細は以下の通り。
これが「taspoサービスセンター」です。新宿駅南口から徒歩3分の新宿ルミネ1斜め向いにあります。


地図で見るとこんな感じ。

大きな地図で見る

訪れた際の所要時間は申し込みまで10分、申し込みからカード発行完了まで30分となっていました。


建物の中はこんな感じ。


新規申し込みの人は「撮影」コーナーへ。


これが撮影コーナー。taspoに用いる顔写真を無料で作成してくれます。


撮影して写真を受け取った後は、身分証明書をコピーします。申し込みに必要な書類は運転免許証や各種健康保険証、写真付きの住民基本台帳カード、各種年金手帳などです。


続いて申込用紙に記入。


記入例はこんな感じ。先ほど撮影した写真を貼り付けます。


個人情報に配慮されており、記入ミスした書類はシュレッダーで処分できます。


写真を貼り付けた申込用紙と身分証明書のコピーを持って2階に上がり、受付に提出します。


受付に提出すると「受付票」がもらえるので、しばらく待ちます。


カードが出来上がるとモニターで知らせてくれる仕組み。


混雑していなかったせいか、受付に提出してから20分も経たないうちにカードが出来上がりました。


実際に発行してみた感想ですが、スタッフが丁寧に対応してくれるので、申し込み手続きはサクサク進むといった印象でした。受付からカードの発行まで少し時間がかかりますが、新宿駅から近いこともあって周囲に店が多く、買い物をしてくることも可能なため、時間を潰すのに困るといった心配は無用。

無料で手軽にtaspoを即日発行できるようになっているので、taspoを持っていないために自動販売機が利用できず、毎回コンビニでタバコを買わざるを得なくなっている人には非常に便利な「taspoサービスセンター」ですが、普及を促進するためにも関東だけでなく関西や中京などの都市圏への積極的な展開が望まれます。


taspoの公式サイトは以下。

成人識別ICカード 「taspo(タスポ)」 公式サイト

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in 取材, Posted by darkhorse_log

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