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スポーツドリンクは飲まなくても口に含むだけで運動パフォーマンスを上げる効果がある


一般的にスポーツドリンクに含まれる砂糖・塩類・炭水化物・ミネラル分・水分などを体内で吸収することによって運動パフォーマンスを上げると考えられていますが、飲まずに口に含むだけでパフォーマンスアップ効果が得られることがわかったそうです。ある物質が直接脳に働きかけて、運動パフォーマンスを上げる効果があるとのこと。

では、なぜ口に含むだけで運動パフォーマンスが上がるのか見てみましょう。

詳細は以下より。
Sports drinks boost performance even if you spit them out: research - Telegraph

バーミンガム大学とマンチェスター・メトロポリタン大学の専門家たちの研究で、スポーツドリンクで口を潤すことによって、口の中にある受容器がスポーツドリンクに含まれるある物質を感知し、報酬と喜びの信号を脳に送ることによって運動のパフォーマンスが上がることがわかったそうです。


そこで、耐久訓練を受けた8人のサイクリストに協力してもらい、スポーツドリンクに含まれる物質の内、何が脳に信号を送っているのか研究したそうです。

まず、グルコース(炭水化物から生成)が6.2%含まれたドリンクで口を潤した時と、人工甘味料のサッカリンを含むドリンクで口を潤した時のパフォーマンスを比較したところ、グルコースを含むドリンクで口の中を潤した場合、通常よりも1分間早く作業が終了したそうです。また、スポーツドリンクの甘味料などでよく用いられるマルトデキストリン(炭水化物から生成)が6.4%含まれたドリンクと人工甘味料で味付けられたドリンクを比較すると、マルトデキストリンを含んだドリンクを含んだ場合は通常よりも2分間早く作業が終了したとのこと。

この結果から甘さ自体が脳に報酬と喜びの信号を送るのではなく、炭水化物が脳に信号を送るということがわかったそうです。そして、それらの信号を受けた結果、脳が感じてる体の疲れを和らげる助けをして、運動パフォーマンスが上がったのではないかと考えられているそうです。また、グルコースよりもマルトデキストリンの方が効果が高かったため、スポーツドリンクは効率的に運動パフォーマンスを上げることができる事もわかったとのこと。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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