案内板風にデザインされなおした「赤ずきんちゃん」のムービー
グリム童話「赤ずきんちゃん」は世界中の子どもたちに親しまれている童話ですが、さらに簡潔に、誰にとってもわかりやすくこの「赤ずきんちゃん」をアニメーションムービーに作り直した人がスウェーデンにいます。決してバリバリに動いたりとか、描写が超絶にリアルな3Dポリゴンということはないのですが、分解図や馴染みの深い記号を上手く用いることで、セリフがなくても何が起こっているのか分かりやすく仕上がっています。
詳細は以下。
Tomas Nilssons portfolio
「赤ずきんちゃん」
Slagsmalsklubben - Sponsored by destiny on Vimeo
昔々、赤ずきんちゃんという女の子が住んでいました……というセリフの代わりに家の解説。シンプルですがうまくイメージが伝わる方法です。
お母さん登場
赤ずきんちゃんを中心とした家系図で見て、青で示されている人は親の親、つまり祖母。
体温計がかなり高い値を示していますね……ひどく風邪をひいているようです。
家からおばあさんの家に向かう赤ずきんちゃん。街の中をどんどん進んでいきます
森のはずれにやってきました。自動車が出てくるのですが時代設定はいつなのでしょうか……?
森に住んでいる野生動物の数はこんな感じ。狼は3匹と絶滅しかけです
目と目があう赤ずきんちゃんと狼
何か疑問に思ったことがあるようです。何もセリフがなくてもこれだけで十分質問していることが分かりますね
病気で寝ているおばあさんをお見舞いに向かっているのだということをムービーで解説する赤ずきんちゃん
思わずおばあさんの栄養表示を思い浮かべてしまう狼。空腹なのでしょう
Uターンして速度をあげていく狼
狼は赤ずきんちゃんの先回りをしておばあさんの家に到着。おばあさんに近づいていく
すったもんだの後、おばあさんのコスプレをしてベッドに入る狼
赤ずきんちゃん到着。目・耳・口などについて人間と違う点が図によって指摘されています
再びすったもんだの後、眠りにつく狼
そこへ登場する399ユーロ(約5万円)の衣装をまとったハンター
早速30-06という強力な弾丸を使うライフルを取り出します
着弾の瞬間。この瞬間、右下の「狼生存数」カウンターが1つ減ります。
おばあさんと赤ずきんちゃんの健康度と幸福感が上昇
ハンターは悠々と去っていきます
おしまい
※追記 2009/04/06 18:18
読者からのタレコミによると、これはノルウェーのRoyksopp(oにウムラウト)というユニットのRemind Meという楽曲のPVにインスパイアされて作られたものだそうです。
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