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エコの心は和の心、竹で作ったオトナのノートPCで日本を再発見 in CeBIT 2009


ASUSブースの一角。しっとりとした空間に鬱蒼とした竹林をイメージしたディスプレイ。ボードには「Inspired by Nature」の文字。そこに展示されていたのは、竹で作ったB5タイプのノートPC。昨年8月に発表された、竹ゆえに「チョモランマの厳しい自然環境にも耐えた」と言われる「Bamboo Series」の実機です。

フォトレビューは以下から。
12インチモニタタイプの「Bamboo 12」は自然の竹の色合いを生かしたテイスト。CPUはIntel Core 2 DuoのT9400、P8600、P8400。最大で320GバイトのHDDを搭載しているとのことです。


本体左側面にはeSATAとUSBスロットが2つ。HDMIスロットも装備しています。竹とスチールの組み合わせの中に、ほのかな品の良さが感じられますね。


一方、右側面にはスーパーマルチドライブが。12インチでこれだけの装備が実装されていればビジネスユースにも十分使えます。もしかすると、このPCを持っていることがキッカケで取引先の担当者とも話が弾み、好印象を残す……という二次的な効果が期待できるかも。少なくとも、自分を覚えてもらうツールとしても使えるでしょう。


ラップトップを上げるとアイボリーのキーが並んでいます。竹の地の色と絶妙にマッチ。あえて言うなら穏やかな紳士といった雰囲気。ブースのスタッフに聞いたところ、このモデルはドイツでは発売されており価格は1650ユーロほど。およそ20万円とのことです。最近は10万円を切るノートパソコンも多く、20万円と聞くと高いと感じますが、必要な量の天然の竹を仕入れてPCのパーツへ加工することの手間を考えれば、むしろ割安と考えてもいいのかもしれませんね。


ところで、このBamboo Seriesのデモで上映されていたデモムービーが興味深い。女性が両手に持った茶碗が……


Bamboo 12に代わり……


そして、ASUSのロゴマークが表れ……


最後に障子が閉まって終わる、と。


もともとASUSはGreen ASUSプロジェクトなどで、PCの製造サイクルから有害な化学物質を減らして再利用、リサイクルすることに力を入れていました。竹を使ったパーツの製造技術を生み出したのも、強度もあり成長も早く、廃棄のさいに有害物質を出さないという竹のメリットがPCのエコ度を上げるのに生かせる、という点にあるようです。そんな自然に対する優しさを表すカギが「和」のテイスト。普通の日本人の立場からこのデモムービーを見ると少々オーバーに思えると思いますが、ちょっとだけうれしい気もしませんか?


(取材・文:渡邊浩行、編集:GIGAZINE編集部)

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in 取材,   ハードウェア, Posted by darkhorse

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